フレームアームズ・ガール マテリア ワイルドハンド(ガンプラ利用)
お手軽改造で片腕をメカニカルアームに変えた軽武装タイプに仕上げてみました。
メカニカルアームはガンプラ流用で。
1/144HGUCジム改を選択しました。
HGUC 1/144 RGM-79C ジム改 (機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
お安いですよね。
ジム改の腕は肩から突き出た3.1mm軸(リブ付きでリブの凸部分は3.15mm)を装甲をかぶせた内部フレーム穴に挿入して組み立てます。
対してフレームアームズガールの腕の軸は3mm。
スコッチテープを巻くなどして少しだけ軸を太らせればそのまま装着が可能です。
上腕の装甲を外し内部フレームをむき出しにすると、フレームアームズ・ガールの腕の太さにちょうどマッチします。
手首は3.5mmのボールジョイント接続なので今回使用したワイルドハンド2はもちろん、コトブキヤのこのサイズのオプションハンドは無加工で接続が可能。
長さ、サイズ的にもベストですね。
無加工で簡単に、しかもこんなにお安くメカニカルアームに付け替えることができるのですから嬉しいです。
なおジム改の内部フレームは、その派生型(パワードジム、パワードジムカーディガン、ジムストライカー、ジムカスタム、ジムキャノン2)と共通です。
それぞれの付属の武装(ジムストライカーのツイン・ビーム・スピアやスパイク・シールド(パイルバンカー装備型シールド)など)が欲しい場合はそちらを選ぶのも良いかと。
手のひらはコトブキヤのワイルドハンド2。
ワイルドハンド2は手のひらを反すような動きができる軸が仕込まれています。
そのおかげで画像のようなポージングも可能なわけですね。
(通常のワイルドハンドも格好いいんですけど、このギミックが付いていないんですよね)
「これが輻射波動だ!」という感じの赤いクリアパーツはネイル用のラインストーンと呼ばれるクリアパーツを貼りつけただけ。
(コードギアス・紅蓮より。元ネタが分からなければMMI-X340掌部ビーム砲パルマフィオキーナ(デスティニーガンダム)でも、溶断破砕マニピュレーター(ターンX)でも、シャイニングフィンガー(シャイニングガンダム)でも、リパルサーレイ(アイアンマン)でもいいですけど)
元々爪に貼って飾るものなので裏側は平らで鏡面になっています。
そのまま付けるだけで光を反射して輝きます。
お嬢様らしく、カテーシー。
こんな風に足を引いてもしっかりと立てるのが凄いですね。
左太もものレッグホルスターに収められているのはコトブキヤ M.S.G モデリングサポートグッズ
ウェポンユニット ハンドガンから、大型リボルバー。
その他にも、コトブキヤ M.S.G モデリングサポートグッズ ウェポンユニット
サムライソード・マチェットからサムライソードを持たせてみたり。
■組立のポイント
コトブキヤのフレームアームズ・ガールの組立には最低限押さえておくポイントがあります。
・体はABSでできている
マテリアの身体は水色のヘアパーツと灰色の部品、そして手のひらとポリキャップ以外、黒い手足も肌色のボディもみんなABS樹脂製です。
ABS樹脂は下手に塗装すると溶剤が浸透しもろくなり終いには割れてしまいます。
また塗装をしてしまうと関節を動かす際に塗膜が剥げてしまう場合がありますし、塗料が関節に流れ込むと動きを阻害してしまいます。
ですからガシガシ動かして遊びたい、という場合は無塗装素組がおすすめです。
・顔と髪につや消しトップコートを吹くだけで見違えるように
ネットでフレームアームズ・ガールのレビュー画像を見るとプラスチックの質感がモロに出たテカテカの顔をした彼女たちに出会うことがあります。
いかにも人形という感じで「素組じゃあ、コトブキヤの作例みたいに可愛くならないんだ」とがっかりされる方も多いでしょう。
それを解決するのが、GSIクレオス Mr.トップコート 水性プレミアムトップコート
つや消し スプレーです。
これをフレームアームズ・ガールの顔と髪の毛に吹くだけで不気味なテカリは抑えられ、質感が向上します。
「顔はともかく、髪の毛は艶々の方が良いのでは」
という方もいらっしゃるとは思いますが、艶やかな髪の毛って俗にいう「天使の輪」な光り方をします。
それに対してつや消し処理をしていない髪パーツは面でテカリますからどうしても違和感が出るんですよね。
また髪パーツにつや消しを吹くと谷の部分が光を反射せず吸収するため薄く墨入れしたようなグラデーションがかかって見えて、髪の毛に立体感が出ます。
私的には顔だけでなく髪パーツもつや消しトップコートを吹いた方が可愛くなるように思います。
なおコトブキヤのプラモデルには金型からパーツを外す際に貼りつかないようにする離型剤がかなり残っています。
塗料や接着剤、もちろんトップコートも弾いてしまうおそれがあるため、買ってきたらランナーごと中性洗剤で離型剤、油分を洗い落とすことが絶対に必要ですので忘れないようにしましょう。
またトップコートのほかにメラミンスポンジで微細な傷をつけ、つや消しに仕上げるという方法もありますが。
これで顔を処理しようとするとアイプリントが剥げてしまうのでダメなんですね。
あと髪パーツに使う場合は谷の部分を完全に処理するのが大変で。
これで艶を抑えるのは、それ以外の部分に対してするのが良さそうです。
・「腰抜け」防止
マテリア、そして彼女と同じ機構を持っているフレームアームズ・ガールは動かしていると腰がすっぽ抜けてしまうという持病があります。
これはポリキャップのボールジョイントがきつすぎて受け部にしっかり奥まではまらないのが原因なようです。
私は先にポリキャップを受け部にハメて、後から軸を差し込むということをして、これを回避しています。
軸を差し込む時にすんなりはまるよう、ポリキャップの穴のエッジを大径のドリル(私は手元にあった5mmのものを利用)で落としておくのがポイントですが、削り過ぎないよう注意が必要でもあります。
・関節のすり合わせ
肩や手首など関節がきついところには組立前に調整しておくと後で無理な力がかかってポキリというのを予防できます。
関節の穴側に直径より少しばかり細いドリル刃を差し込んで前後に動かし微妙に削っていくのが一番簡単でしょうか。
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