ガンダム世界でスコープドッグを作ってたらKMF紅蓮に魔改造されてしまった件

第27話 女スパイ潜入! Cパート


「艦長、107号からの情報です。木馬の乗組員と接触中、木馬は右エンジンの修理に手間がかかっているようです」

 霧の立ち込める海上、ユーコン級潜水艦の司令塔の上に居るシャアとブーンの元に報告が入る。

「うーん、艦長」
「は?」
「107号はどこに居るのだ?」

 シャアの問いにブーンは、

「木馬の居る港です」

 と答える。
 シャアは、それならと、

「ゴッグで攻撃を掛けている間に107号を木馬に潜り込ませろ」

 そう指示する。
 これまで107号は有益な情報を送り続けていた。
 おそらく優秀な現地工作員なのだろうとシャアは考えているのだ。

「は?」

 戸惑うブーンにシャアは、

「万一の場合を考えてだ。いいな?」

 そのように念を押す。

「はっ」

 敬礼と共にうなずくブーンに、無理ばかり言うのもなんだと思ったのかシャアは答礼しつつ、

「うまくやれたら、ジオンに帰る手続きを取ってやるよ」

 と言い添えてやる。

「恐縮です。大佐はマッドアングラーにお帰りください。やってみせます」
「頼む。あてにしているぞ」

 そう言ってシャアはアッガイで帰投することにする。

「マッドアングラーに援護の用意を急がせるよう、暗号通信を頼む」
「はい、大佐」

 何重にも念を入れる策をアルレットに伝えながら。



「本当にあんなこと言っちまって良かったのか?」

 横たわる自分の身体の上に、かすかな重み。
 モビルドールサラがミハルの監視から帰ってきたことを知り、カイは目を開く。

『はい、ホワイトベースからの指示です。敵を逆に罠にかけるとか』
「………」
『そんな苦しそうな顔しないでください。カイさんは事実しか言ってません。だから生活のためジオンの現地協力者をしているミハルさんがジオンに流した情報にもウソはありませんし、彼女も生きていくための報酬を得られるはずです』
「……そうか」
『そうです』
「そうだな」

 嘆息するカイ。

「俺にはもう関係ねえんだよな、ドンパチなんか」

 そうつぶやき目をつぶるカイを、サラは複雑な表情で見守る。
 そして、

『私もスリープモードに入って電池を節約しますね』

 そう言ってカイの胸元、毛布の中に潜り込むサラ。

「おい?」
『私のことはナイトウォッチだと思ってください』
「何だって?」

 ナイトウォッチとはジャングル戦などで使われる電気式の鳴子だ。
 西暦の時代だとごく細いワイヤーを張って、そこを敵が横切ることで切れたら警報を発するようになっているものが実用化されていた。
 イヤホンを使えば敵に察知されることなく迎撃準備ができる。

『念のためです。振動や音が閾値を超えたらスリープモードは解けますし、異常検知で緊急事態の可能性があれば確認のために非常モードが緊急起動しますし、だから何かあった場合にすぐカイさんに知らせることができるようにしたいんです』

 軍隊でも敵の支配地域や競合地域の野営では交代での監視、ナイトウォッチによる警戒はもちろん、休憩する者も互いに肩が接するくらいで眠りにつく。
 こうすれば何かあった場合に誰かが動けば他の者も即座に気付き対応することができるからだ。

 あふっ、とあくびをしてうつむけに、カイの胸に頬を寄せてサラは、

『ふふっ、暖かい』

 そう言って頬を緩ませる。

『カイさん、お休みなさい』

 目を閉じるサラに、

「ああ、お休み」

 カイはそう言って自身も休むことにするのだった。



『あ、ああ……』

 信じられないというように、仮想空間で言葉も無くへたり込むサラスリー。

『これが寝取りってやつね』

 顔をしかめるサラツーだったが、

『サラツー姉さん、その言葉の本当の意味、知らないんでしょうね』
『そういうひとだから……』

 と、サラナインとサラシックスに言われるように、サラツーは言葉の意味を知らずに使っている様子。
 しかし、

『寝取り……』

 寝取られ属性など無いサラスリーには相当ショックな言葉だったらしい。
 がっくりと手をつきうなだれる。



『ふふふ、目的が分かっていれば待ち受けて迎撃することもまた容易い。というわけでアムロ、ガンキャノンっ! Goっ!』

 またしても『こんなこともあろうかと』な装備をしたガンキャノンに乗せられるアムロ。

「親父はいつもこうだ……」

 そうぼやきながら出撃するのだった。



「二番艦、ズゴック、発進」

 ユーコン級から水陸両用モビルスーツ、ズゴックが発進する。

「調子は良好だ。俺にはゴッグよりはこいつの方が性に合ってる感じだなあ」

 パイロットを務めるカラハはそう言ってベルファストの港湾施設を目指す。
 まぁ実際、性能はゴッグよりズゴックの方が上ではある。



 地球連邦軍、ベルファスト防衛本部でも侵攻するズゴックの動きをキャッチ。

「エリア29の反応が消えました」
「モビルスーツか?」
「不明です。前のよりスピードがあります」

 手足を引っ込められる分、ゴッグの方が水中速度が出るようにも思われるが、実際にはゴッグの水中速度が75ノットなのに対してズゴックは103ノットと高速である。
 総推力はゴッグの方が上、という説もあるが、その根拠とされるデータは陸上で利用できるジェット、ないしロケットエンジンの推力であって、水中用の熱核水流ジェットエンジンの推力はまた別なのだ。
 ゴッグはランドセルと尻に地上用のロケットエンジン(尻のものを水中用の熱核水流ジェットエンジンとする資料もあり)、足裏に水中用の熱核水流ジェットエンジンと、環境によって使用する推進器を切り替えるが、ズゴックはすべての推進器が水陸どちらでも使える、熱核ジェットエンジンと熱核水流ジェットエンジンのハイブリッド。
 その分、高性能であると言える。

「ホワイトベースからの情報提供どおりか。どうやって情報を得たのか分からんが、連中、優秀だな」

 独り言ちる指揮官。

「事前に準備したとおり、迎撃態勢を取らせろ」

 慌ただしく戦闘の用意が行われる。



「藪をつつくような真似をしなくてもいいのに……」

 嘆息しつつもドラケンE改可翔式で飛び立つミヤビ。

ドラケンE改可翔式_60mmバルカンポッド

 そんな彼女にブライトからの通信が入る。

『しかしミヤビさん。敵は叩けるときに叩いてしまわないと。襲撃側と守備側ではどうしても守備側が不利になりますが……』

 どんな防備を固めようと完璧な防御は無理で、襲われるときは襲われる。
 受け身の立場は弱いのだ。

『だが、これならこちらで状況をコントロールできる。テム・レイ博士からの情報提供は渡りに船でした』

 つまりサラスリーのためにサラが提供したカイの行動の情報を、サラシリーズ姉妹が見て騒いでいたのがテム・レイ博士にばれ、新兵器を実戦で試したい博士がブライトたちをそそのかし今の状況があるということ。
 まさかカイのフォロー、そして情報漏洩防止のためにつけたモビルドールサラがこのような事態を招くとは思わなかったミヤビだった。



「緊急出動。こっちはもう少しかかる。ガンキャノンとドラケンをまわしておけ。コア・ファイターはどうなんだ?」

 ホワイトベースのモビルスーツデッキでも迎撃の準備が開始される。

「どうだい、サラナイン」
『多少電圧にばらつきはありますけど、いけます、ハヤトさん』

 ガンタンクの腹部コア・ブロックのコクピットではハヤトとサラナインが最終確認を行っている。
 不在のカイに代わり、今回は彼らが操縦手とそのサポートを務める。
 頭部コクピットの車長兼射撃手には従来どおりセイラがつくが。



「敵はフリージーヤードを使ってるらしくって追えない? それを突破してやっつけるのがこっちの仕事だろう」

 ミヤビの記憶の中にある史実でもそうだったが、この時点で出撃しているのはズゴックのみ。
 そしてフリージーヤードはゴッグの装備であってズゴックに使えるとした資料は見たことが無かった。
「フリージーヤードを使ってるらしくって」と言っているように、確定ではなく対応する連邦軍兵士が追えない言い訳として使っているという可能性もあるが、それでは機雷原をどうやって突破したかという疑問が残る。
 マンガ『アッガイ博士』に登場するプロトタイプズゴックには、頭部発射管の一部にフリージーヤードが装填されていたが、実戦配備されたズゴックにも、そのような装備が配備されていたのかもしれない。
 ともあれ、

「対潜ミサイル用意」
「港湾警備砲台作動、ソナーと連動させろ」

 連邦軍の迎撃態勢は着々と進められていた。



「ズゴックが上陸地点に着くと同時に我々も敵前攻撃を掛ける。その間にコノリー、お前が上陸しろ」

 偽装のため私服姿に着替えた部下、コノリーにそう指示をするブーン。

「ズゴックのカラハからCC2受信」
「よし、援護のゴッグ発進後、浮上」

 ユーコン級潜水艦はゴッグを発進させたのちに、バラストタンクをブロー。
 海上に浮上すると垂直発射管から対地ミサイルを放つ。

「コノリーのボートを出させろ」

 そして膨らませた船外機付きゴムボートを海面に人力で押し出すと、コノリーはそれを操り陸地へと向かう。



「ドックの囲いはどうするんだ?」
「ぶち破ってください。こいつの装甲なら楽にやれます」
「気安く言ってくれるな!?」

 コア・ファイターで出撃しようとするリュウは、メカニックのオムルの物言いに、目を剥く。
 それはコア・ファイターの機体はルナ・チタニウムで構成されていることもあり、ドックの骨組みのない部分の覆いなら抜けないこともないだろうが……

『リュウさん、リュウさん、ここは私が切り開きますから』

 そこに声をかけたのは、ドラケンE改にインストールされたサポートAIサラ。
 彼女に単独制御される機体の右腕肘に装備された甲壱型腕ビームサーベル先端からビーム刃が形成され、ドック壁面をさくっと切り取ってしまう。

ドラケンE改ビームサーベル

 そして切り取られた壁材はドラケンE改の左腕の肘から先が二つに割れて大きな荷物をつかめる機能を備えた二重下腕肢と、甲壱型腕ビームサーベル先端のクローアームを使って除去される。

「よし、ありがとうよサラ。それじゃあコア・ファイター出るぞ!!」

 そして確保された発進経路からリュウのコア・ファイターが出撃する。



SARAH SARAH SARAH

 異常振動検出
 振動波形解析:爆発衝撃
 対応:緊急事態の可能性あり・要確認
 非常モード緊急起動

SARAH SARAH SARAH

 振動を検知しスリープ状態から復帰するモビルドールサラ。
 遅れてカイも、

「空襲か?」

 爆発音に飛び起きる。
 窓から外、ベルファストの港を窺うが、

「ホワイトベースが攻撃されている? ミハルが知らせたにしちゃ、早すぎるようだが」
『ああ、ミハルさん、電波発信する通信筒を風船で上空に飛ばして連絡してましたから』

 カイの呟きに、サラが答える。
 そういうことは先に言えという話だが、カイは家の外にジルとミリーの兄妹の姿を認め、家を出る。

「お姉ちゃん、どこに行った?」

 姿が見えないミハルの行先を尋ねるカイに、

「す、すぐ帰ってくるよ」
「……買い物に行ったの」

 そう答えるが、とても気まずそうだ。
 おそらくミハルの育て方が良く、ウソがつけない性質なのだろう。

「ふーん、ほんとか?」
「……ほ、本当だよ」

 その答えにカイは、

「信じてやるよ、おまえらの言うことはな」

 優しい目をしてそう答える。
 そして一転して爆発に鋭い目を向けると、

「海から攻撃してんのか」

 そうつぶやく。



 夜襲を受ける連邦軍基地。
 そんな中、ミハルは自転車で出かけていた。

「こんにちは。お急ぎですか?」

 ミハルに声をかけられた男、コノリーは自転車を止めた。

「え? あ、あんたが? ああ、いや別に急いでませんよ」

 それが合言葉。

「こんな所に呼び出して、なんです?」

 真剣な表情のミハルに、コノリーは袋を差し出す。

「いや慣れてなくってな。あんたみたいな人だとは思わなかった。これカネだってよ。命令は木馬に潜り込んで行き先を知らせろ、ということだ」
「どうやって?」
「そりゃあ自分で考えんだな。とにかく潜り込めってさ」

 ミハルは袋の中の金を確認して、

「だいぶあるね」
「やってくれるな? 成功すりゃあまたカネをくれるってさ。これ」

 包みを渡すコノリー。

「中に連邦軍の制服が入ってる。間諜の手紙も」
「わかったわ、やるよ。弟たちを食べさせなくちゃなんないからね」
「偉いな。俺は帰るから」

 ぎこちなくも泥臭い(ウェットな)会話。
 どちらもスパイの真似事なんて慣れていないしやりたいとも思っていないのだ。
 哀しいやりとりだった。



『ミヤビさん、私、見ちゃいました……!』

 その場を5連式多目的カメラモジュールに仕込まれた望遠カメラとショットガンマイクの組み合わせで遠方の木陰から捉えたのは、サポートAIサラに単独制御されるドラケンE改。



(やっぱり史実どおりホワイトベースに潜り込もうとするのかしらね、彼女……)

 サラから中継された報告にため息をつくミヤビ。



「来たな。シルエットからすると噂に聞くドラケンの飛行タイプらしいが」

 潜望鏡から上空に迫るドラケンE改可翔式を確認するブーンの艦。

「先行のゴッグに攻撃させろ! 対空戦用意!」



『危険です!!』

 サラの警告。

(ちょっ、まずっ!)

 慌ててミヤビは操舵に加え、背面、コア・フライトユニット機体角に備えられた姿勢制御システム(Reaction Control System, RCS)、つまり宇宙空間での姿勢制御用の小スラスターまで使って強引に姿勢を変え回避する。
 気圏戦闘機的な話だと全方位ベクターノズルとでも言うべき仕組みか。

「くっ……」

 急転換する機体のGに振り回され、視界がグレーに変わって行く。
 発進後に急加速でGウォームをしてG耐性を引き上げていなければ。
 そしてパイロット向けのノーマルスーツに内蔵された耐Gスーツ機能が無ければ、確実にブラックアウトに追い込まれていただろう。

 わずかに遅れて眼下の海から上がった二条の光線がドラケンE改可翔式の機体をかすめて行った。
 潜航中のゴッグが腹を上にして腹部搭載のメガ粒子砲を撃ってきたのだ。

『ミヤビさん、気をつけてください。敵は1隻じゃないようです!』
「了解。サラちゃん、ソノブイ投下に最適な位置の割り出し急いで」

 今回の出撃にあたり機体背面に付けられたコア・フライトユニット両翼パイロンにはソノブイ、航空機から水中に投下して使用する小型のソナー装置が吊り下げられていた。
 この位置に付けられる代表的な装備、空対空ミサイルAIM−77Dは射線の問題で主翼を折りたたんだ状態でしか発射できないという欠点を抱えるが、投下式の武装や装備ならそのようなこともなく使えるのだ。

『ミヤビさん、ここです!』
「了解、ソノブイ、投下」

 サラの指示に従い、ソノブイを投下する。



『ソノブイからのレーザー通信受信。アムロ、水中のデータ、来たよ』
「よーし、サラツー。スプレーミサイルランチャー、ファランクス・モード」
『了解、スプレーミサイルランチャー、ファランクス・モード』

 サラツーの制御でスコープに表示されるのは敵機が居るはずの位置、その海面を中心とした12の着水点。
 ガンキャノンの右肩に装備されたスプレーミサイルランチャーが敵を狙う。

「行けるか!?」

 トリガーを引くアムロ。
 通常、収束式ミサイルランチャーは、1発ずつ、連続発射することで継続的な射撃を行うが、このファランクス・モードでは、一度にすべての発射筒からミサイルが放たれる。
 弓なりの軌道を経て海面に同時着水!

『対潜迫撃弾着水!』

 そして、

『ビンゴォ!』

 巨大な水柱が立つ。



「ぐわわわわっ!?」

 いきなり多数の対潜魚雷に囲まれ。
 逃げきれずにそのうちの一発に当たったと思った瞬間、連鎖的に周囲で爆発した魚雷の放つ水中衝撃波にぶん殴られたような衝撃を受けるゴッグ。

「だ、ダメコンは一応、利いてるがこんなもんを何度も食らったら沈んじまうぞ」

 水中用の機体は装甲に穴が開かずとも、浸水や浮沈装置の故障で沈没という危険があるのだ。



「そおーだ、アムロ。それでいいのだ」

 ガンキャノンの戦闘をモニターしながらテム・レイ博士は満足そうにうなずく。

「この対潜迫撃弾は第二次世界大戦にて活用された多弾散布型の前投式対潜兵器、ヘッジホッグにヒントを得て開発されたものだ」

 くい、と指でメガネを押し上げ、

「ロケット噴射で射出された対潜魚雷は着水するとロケット・モーターを切り離し、安全装置が外れた爆発可能状態となって一斉に目標に殺到する。そして1発でも水中目標に命中すれば、その爆発によって生じた水中衝撃波で残りの魚雷も信管が作動し、投射された魚雷すべてが誘爆する」

 つまり、

「このため目標となった敵は投射した魚雷すべての炸裂に包まれることになるため、通常の対潜魚雷に比べて総合的な威力、効果が高く、対潜戦闘の飛躍的な向上が望めるのだ!」

 水中では爆発の衝撃はダイレクトに伝わる。
 ダイナマイト漁といって、ダイナマイトを爆発させ、気絶して浮かんできた魚を獲る方法、そうでなくとも魚の隠れていそうな石の上に大きな石を落として、そのショックで魚が気絶しているところを捕まえるという方法もあるが、それはこの仕組みを利用したもの。
 これは空気と水の性質の違いによるものだ。
 空気は圧縮できるので、大気中では爆発で起こった圧力波はそれにより吸収され、拡散しやすい。
 しかし圧力がかかってもほとんど体積に変化がない水の中では衝撃は吸収されず、ダイレクトに水を伝って対象に影響を与えるのだ。

 ミノフスキー環境下で誘導が効かず実用的な命中精度を発揮できないなら、面で攻撃すればいいという発想のスプレーミサイルランチャー、ファランクス・モードだったが。
 この対潜迫撃弾は、その一斉発射の仕掛けを応用したもの。
 まぁ、ミヤビに言わせると、

「ヘッジホッグって…… 旧式の勝利という話なのかしら?」

 とでも言うべきもの。
 戦場や兵器の変化が生んだ先祖返りみたいな代物だったが。

 なお、厳密に言うとヘッジホッグは爆雷を面投射するもの。
 爆雷の代わりにホーミング魚雷を使っているところが今風だろうか。



■ライナーノーツ

 サラによってカイが寝取られ、打ちのめされるサラスリー。
 からの諜報戦、そして戦闘の開始でした。
 ヘッジホッグってまた古いものを、という話ですが。
 次回はせっかくハヤトがガンタンクに乗ってくれたので、ジュードー・ボーイが下半身キャタピラのロボットに乗ったらアレやるしかないよね、というネタをブッ込む予定です。
 ご期待ください。


> その場を5連式多目的カメラモジュールに仕込まれた望遠カメラとショットガンマイクの組み合わせで遠方の木陰から捉えたのは、サポートAIサラに単独制御されるドラケンE改。

 ショットガンマイクっていうのはこのような、

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 指向性を持ったマイクで、向けた方向の音を離れた場所からでも拾えるやつです。
 スパイものの小道具としては定番ですよね。


> 慌ててミヤビは操舵に加え、背面、コア・フライトユニット機体角に備えられた姿勢制御システム(Reaction Control System, RCS)、つまり宇宙空間での姿勢制御用の小スラスターまで使って強引に姿勢を変え回避する。

 第21話のガンダムの空中合体シーンで使われていたもの。
 そしてプラモデル『U.C.HARD GRAPH 1/35 地球連邦軍 多目的軽戦闘機 FF-X7 コア・ファイター』でも設定画が書き起こされ再現されていたものですね。

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 ご意見、ご感想、リクエスト等がありましたら、こちらまでお寄せ下さい。
 今後の展開の参考にさせていただきますので。
 またプラモデル作成に関しては「ナマケモノのお手軽ホビー工房」へどうぞ。

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