Kanon版ドラゴンクエスト3攻略日誌
『真琴の魔法使い一人旅 ダーマ神殿編』



 続いて、バハラタの北東、人さらいのアジトに向かう真琴。

「おんなじような小さな部屋が、一杯繋がってて、今どこに居るのか分からなくなるー」
(そうですね。正方形の小部屋を東西南北に連結した碁盤の目のような造りですから、マッピングしていないと確実に迷いますね。マッピング自体はしやすいのですから、頑張ってくださいね、真琴)
「あぅ」

 美汐の指導のもと、たどたどしく地図を書いていく真琴。
 ここではスタミナの種と、小さなメダル、ゴールドの入った宝箱2つが見つかる。
 ちなみに、人食い箱が混ざっているため注意が必要。

 そして、更に下層へ。
 ここには賊の宝物庫らしきものがあり、力の種、素早さの種、賢さの種、命の木の実が手に入る。
 そして、

「なんだ、おめえらは? ひょっとして俺たちの仲間になりてえのか?」

 何だか勘違いしているモヒカンの悪党共に否と告げ、戦闘に入る。

(カンダタ子分? まさか、またあのカンダタですか?)
「子分だけなら怖くないもん」

 カンダタ子分は前回と違ってルカナン、ベホイミを覚えているらしいが、単体ではなくグループで現れるので対処が楽。
 ヒャダルコ2発で終了。

 カンダタ子分達が居た部屋の壁に掛かった袋からは、すごろく券が手に入る。

「それじゃあ……」
(いったん戻りますよ、真琴)
「ええっ? さらわれた人を助けないの?」
(思い出してください、真琴。前回カンダタを倒したとき、マジックポイントは切れかかっていましたよね)
「うん」
(子分が居るということは、きっとカンダタも居るということ。カンダタも強くなっているはずですから。このまま行っても、勝ちきれないでしょう)
「あぅ……」
(今回は、敵アジトの偵察ができました。マッピングもできたし、宝箱の宝も回収したし、敵の強さも測れましたから、無駄ではなかったということです。ですから、後は修行を積んでから、また来ましょう)
「分かった」

(真琴、カザーブの村から、毒針を回収しましょう)

 カザーブ周辺で、夜を待ち、道具屋に潜入。
 宝箱から、毒針をゲット。
 常に1ポイントしかダメージを与えられないが、1/8の確率で敵を即死させる武器だ。
 装備してみる真琴。

「地獄へおちろ〜」

 プスぅ

(なんですか、それ)

 ルーラでバハラタまで戻る真琴。

(さて、まずはダーマ神殿ですね)

 途中、キラーエイプやマッドオックスを退けつつ、バハラタから北へ進むと、真琴のレベルが21に上がった。

「バイキルトを覚えた」

 攻撃力を倍増させる呪文だ。

 ダーマ神殿に到着。
 ここでは転職を行える他、キャラクターの名前を変更することができる。
 しかし、真琴の旅にはどちらも必要ない。
 むしろ、旅の記録が入ってすぐに取れることと、宿屋が安いことから、活動拠点として使いやすいのが利点か。

(この辺のモンスターは強力ですが、素直な攻撃しかしないから、倒しやすいです。レベル上げには丁度良いかも知れませんね)
「あぅ、メダルのにおいがする」

 右手奥の石像の前から、小さなメダルを回収し、休むことにする。

(それでは一泊して旅の記録を取ったら、明日は北の最果ての村、ムオルに行ってみましょう)

 ちなみに、このダーマの神殿の宿屋は一泊一人2Gと格安だが、神殿の付属設備らしく質素に男も女も一緒の大部屋である。

 ダーマの神殿を出て東へ。
 アントベアや幻術師を退けつつ、ムオルへ向かう。
 途中、旅人の宿屋があったため、一泊する。
 ここのタンスからは、ヒノキの棒と小さなメダルが手に入る。

 旅人の宿屋を出て北上していくと、ベビーサタンとしびれあげは、ガルーダに襲われた。
 しびれあげはは、メラミで昇天してもらったのだが、

「ヒャダルコが効かないよぅ!」

 ベビーサタンは、呪文への耐性が高く、こちらの攻撃呪文を受け付けないのだ。
 もっとも、相手の唱えるイオナズンやザラキ、メガンテも、MPが足りないため不発なのだが。

(『豚に真珠』『ベビーサタンにイオナズン』とは言いますが、真琴、ここは相手が呪文をミスっている内に逃げましょう)
「これで勝ったと思わないでよっ!」

 あえなく逃走。
 次に現れたのはスライムつむりだったが、

「メラミが効かないっ!」

 こちらも攻撃呪文はほぼ無効。
 高い守備力により、打撃もなかなか通らない難敵だ。

(逃げましょう、真琴)
「こっ、これで勝ったと思わないでよぉっ!!」

 捨て台詞と共に再戦を誓いつつ、ムオルへ逃げ込む。
 そんな真琴を老人が出迎えてくれた。

「あんたがた、船できたのか?」
「ううん。歩いて」
「なんと! 歩いて来たと? 物好きな人たちじゃのう」

 などと、感心されてしまう真琴。

「でも、本当に何をしに来たの?」
(もちろん、目的はありますよ)

 道具屋で、毒蛾の粉をまとめ買いする。

(ダーマの神殿近くには、メタルスライムが出ますから、その対策ですよ)
「あぅ?」
(後で、使うときに教えてあげます)
「うん」

 市場の2階で、小さなメダル、すごろく券を得た真琴だったが、吟遊詩人から思いがけない話を聞く。

「あなた達は、もしやアリアハンのお方では?」
「うん」
「やはりそうでしたか。ポカパマズさまも、そこから来たと申しておりました。確かアリアハンでの名前はオルテガ……」
「美汐のお父さん?」
(なんでまた、偽名なんか……)

 その後、若い娘の話を聞く真琴。

「あの人が村を出て行ってから、もう、ずいぶん経つのね。会いたいなぁ。ポカパマズさん……」
(お母さんと私を放っておいて、一体何をしていたんですか? 偽名まで使って)

 ノアニールの宿屋で会った娘といい、疑心暗鬼に陥る美汐。
 他に、店先でオルテガの残したカブトを目にすることができた。

(お父さんの遺品ってことになるんですね……)

 遺品らしき物ならもう一つ。
 ノアニールの村でも宿屋に残されていた皮の腰巻きがここの宿屋でも手に入るのだが。
 ……行く先々で、皮の腰巻きを残していく父親。
 気付かない方が幸せだろう。

「ここは、神に導かれし迷える子羊達の、訪れる場所。わが教会に、どんな御用でしょう?」

 この村の教会には女神像が置かれ、珍しいことにシスターが対応してくれる。
 床には十字架を模した模様が描かれ、その中心からは、命の木の実を拾うことが出来た。

「神様は、いつも私たちを見守ってくれています。またおいで下さいね」
「うんっ!」

 シスターに見送られ、教会を出る真琴。

 次は、ダーマ神殿の北、ガルナの塔。

(ちなみに仏教では慈悲、慈愛のことを『カルナ』と言うそうです。ダーマの神殿といい、何か関係があるんでしょうかね)
「転職しないから、悟りの書なんて要らないよ」
(ここには女性専用の防具、銀の髪飾りがあります。今使っている毛皮のフードより強力ですよ)

 ここでは、スカイドラゴンの燃え盛る火炎、ガルーダのベギラマが強力だが、真に警戒すべきは、しびれアゲハの麻痺攻撃だ。
 出現したら、最優先で潰すようにする。

(しびれアゲハさえ居なければ、メタルスライムの経験値とスカイドラゴンが落とすという『いのちのきのみ』(確率1/64)目当てに稼ぐ所なんですけどね)

 1階からは、賢さの種、
 3階からは、小さなメダルと448G、
 6階からは、銀の髪飾りを手に入れた。

 メタルスライムとガルーダに遭遇。

(毒蛾の粉を、ガルーダに使って下さい)
「うん」

 ガルーダは毒牙の粉の効果で混乱状態へ。
 そして、混乱したガルーダはメタルスライムを攻撃する。

(毒針を使うまでも無く、メタルスライムを倒せましたね)
「あぅ〜っ?」
(硬くてこちらの攻撃がまともに入らないメタルスライムですが、仲間のモンスターからの攻撃は普通に通るんです。ですから、毒蛾の粉で他のモンスターを混乱させて同士討ちさせれば良いのです)

 メタルスライム2体で一気に8000以上の経験値が入り、真琴のレベルは22に。

(毒蛾の粉は高いけれど、使うだけの価値はありますね)


名前:まこと
職業:まほうつかい
性格:おとこまさり
性別:おんな
レベル:22

    ちから: 39
  すばやさ: 84
 たいりょく: 52
  かしこさ: 50
 うんのよさ: 60
さいだいHP:104
さいだいMP: 98
 こうげき力:104
  しゅび力:112

ぶき:りりょくのつえ/ルーンスタッフ/やいばのブーメラン/どくばり
よろい:マジカルスカート/みかわしのふく
たて:まほうのたて
かぶと:ぎんのかみかざり
そうしょくひん:ほしふるうでわ


 そして5階の渡りロープから狙いを定め下へと飛び降り、無事、悟りの書を得る。

(使わないんですけどね……)

 銀の髪飾りを得て守備力が上がったことと、レベルが上がったことから、人さらいのアジトに再チャレンジ。
 マッピングも宝箱のアイテムの回収も済んでいるため、まっすぐ牢屋に。
 案の定捕まっていたグプタ、そしてその恋人タニアを解放。
 それぞれが閉じこめられていた部屋からは、ラックの種、不思議な木の実が手に入るが……

「あぅーっ、回るな、回るなーっ!」

 さっさと逃げれば良いものを、再会の喜びに、その場でクルクル回り出す恋人達……

(迷惑だから、どこかよそでやって下さい、よそで)

 案の定、二人はカンダタ達に逃げ道を塞がれていた。

「ふっふっふっ。オレさまが帰ってきたからには、逃がしやしねえぜっ!」
「助けて! 勇者さん!」
(面倒見切れませんね。はぁ……)

 ぼやきつつも、助けに入る。
 敵はカンダタとその子分2人。
 スカラで守備力を上げ、ルカナンが鬱陶しいので子分を先に、ヒャダルコ3発で始末。
 そして、カンダタにメラミを唱えるが、

「あぅ〜っ!? メラミが効かないっ!!」
(真琴、バイキルトをかけて、理力(フォース)を使うのです!)
「う、うん、分かった」

 理力の杖に切り替え、叩き合う真琴。

「あぅっ、あぅっ」

 そして、何とか勝利。

(痛恨の一撃が無かったですね?)

 カンダタを倒した経験値で、真琴はレベル23に。

 再び命乞いをするカンダタを、またあっさりと許す真琴。

(いいんですか?)
「めんどくさいから、いい」

 パンツ一丁、覆面マントの変質者の相手をこれ以上したく無いとも言う。



つづく


■ライナーノーツ

>「地獄へおちろ〜」

 針で即死といったら、ブラック・エンジェルズですよね。


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