Kanon版ドラゴンクエスト3攻略日誌
『香里の僧侶一人旅 イシス編』
「次はノアニールの村か」
カザーブの村から北上し、ノアニールにたどり着いた香里だったが、どうも村の様子がおかしい。
(村の人がみんな、立ったまま寝ていますー)
「名雪じゃあるまいし…… まずは、村の様子を探るわよ」
村中を見て回るが皆、眠っており、すごろく券、力の種、革の腰巻き、満月草が手に入った他は、何の手がかりも見つからなかった。
そうして最後に村外れの一軒の家に入ると、その2階にようやく起きている村人が。
離れているこの家だけが、助かったらしい。
「どうか、エルフたちに『夢見るルビー』をかえしてやってくだされ! でなければ村にかけられた呪いが解けませぬのじゃ。エルフの隠れ里は、西の森の中じゃ」
この老人の家では、素早さの種と『悲しい物語』が手に入る。
老人の話を受け、今度はエルフの隠れ里へ。
地面に落ちている小さなメダルを拾い、エルフの女王に会う。
「その昔、娘のアンは一人の人間の男を愛してしまったのです。そして『夢見るルビー』を持って男の所に行ったまま帰りません。しょせん、エルフと人間。アンは騙されたのに決まっています。人間など、見たくもありません。立ち去りなさい」
「種族を越えた恋愛、か」
(ロマンですねっ!)
「周りにこれだけ迷惑をかけている時点で、ロマンじゃ済まなくなっているわよ!」
ともあれ、エルフの隠れ里の近くにある洞窟へと入ってみる。
「シャンパーニの塔よりモンスターは強くなっているけど、致命的な麻痺攻撃をしてくるキラービーが居ないだけ楽ね」
(マタンゴの甘い息は?)
「これぐらいのレベルになってると、最初に先制してモーニングスターを当てておけば、勝手に逃げ出してくれるから。眠らされて『ずっと敵のターン!』になったりしないから大丈夫よ」
(そうなんですか)
「ちなみに、バンパイアのヒャドはマジカルスカートがダメージを軽減してくれるし、バリイドドッグにルカナンで守備力を下げられても『そうび』で防具を装備し直せば(今付けている防具を選ぶだけでよい)無効化できるわ」
素早さを下げるボミオスも一緒だが、これらの呪文は『呪い』の一種。
呪いはある一定の手順を踏むと解除できるが、それが、身に付けた防具をちょっと直すことだったりする。
モンスターには無理なことだし、一般には知られていない情報だが。
この洞窟は、マタンゴの睡眠攻撃さえ何とかできれば、そう危なくなることなく攻略できる。
そして、その奥には夢見るルビーと書き置きが残されていた。
『お母様、先立つ不幸をお許し下さい。私達はエルフと人間。この世で許されぬ愛なら、せめて天国で一緒になります…… アン』
(えぅ、これが愛なんですね)
「でも、何でわざわざ夢見るルビーなんかを持ち出して、こんなエルフの隠れ里に近い発見されやすい所で? ……あ、もしかして『ロミオとジュリエット』?」
(お姉ちゃん?)
「悲劇、『ロミオとジュリエット』では、家同士の争いに引き裂かれた恋人と一緒になるため、ジュリエットは最後に仮死状態になる毒を使って、逃れようとしているわ。そして、夢見るルビーは同じように覗き込むとマヒしてしまう危険なアイテムよ」
(あ、まさか……)
「『ロミオとジュリエット』は広く知られているお話よ。ノアニールの村にも『悲しい物語』の本があったし。きっと親の反対から逃れるために、一時的に仮死状態になってやり過ごそうとしたのよ。そうでないと、夢見るルビーを持ち出した理由が見当たらないわ。ここに遺体がないということは、きっとどこか遠くで平和に暮らして居るんでしょうね」
(そうなんですかー)
「まぁ、推測に過ぎないけどね」
夢見るルビーを携えてエルフの隠れ里に戻ると、エルフの女王から目覚めの粉を渡される。
ノアニールに行くと、目覚めの粉はひとりでに宙を舞い、村を眠りの世界から現実へと塗り替えていった……
ちなみに宿屋では、
「ああ、オルテガさま、行ってしまわれたのですね。しくしく……」
「はい?」
「オルテガ様は森で魔物に襲われていた私を、この村まで連れてきて下さったのです。あのたくましい腕…… でもオルテガ様は昨日、お一人で旅立ってしまいました」
(……お父さんも、なかなかやりますね)
「……って、感心するのはそこ? あと一日遅かったら、お父さんも死なずに済んだかも、とか思っていた私が変なの?」
なお、勇者が居ないと分からないが、革の腰巻きが見つかった宿屋の部屋には、オルテガが泊まっていたらしい。
香里達がそれに気付かなかったのは幸か不幸か。
村人が起きると、村の道具屋も機能するようになる。
ここでは身かわしの服が手に入るが。
「微妙ね」
(どうしたんですか?)
「マジカルスカートの方が+2ほど守備力が高くて、呪文によるダメージを軽減してくれるけど、身かわしの服は、1/8の確率で攻撃を避ける力があるし……」
(両方着たらいいんじゃないですか? お金も余ってますし)
「うーん、敵に合わせて早着替え? それはそれでありかも」
特に次はピラミッドでミイラ男を相手にしなければならないため、身かわしの服は重宝するはずである。
名前:かおり
職業:そうりょ
性格:セクシーギャル
性別:おんな
レベル:16
ぶき:ホーリーランス/モーニングスター
よろい:マジカルスカート/みかわしのふく
たて:うろこのたて
かぶと:てつかぶと
そうしょくひん:ほしふるうでわ
キメラの翼でイシスに跳ぶ香里。
冒険の記録をとり、まずは肩慣らしに砂漠のほこらへ。
「やっぱり、身かわしの服を買っておいて良かったわね」
(どうしてですか?)
「フードが付いてるでしょ。鉄カブトを装備したから。そのままだと砂漠の日差しでやられていた所だったわ」
(確かに、そのままにしていたら鉄カブトで目玉焼きが焼けそうですもんね)
砂漠の日差しと暑さに耐えながらも東へ。
途中出会った火炎ムカデも危なげなく退け、毒の沼に囲まれたほこらに到着。
ここでは、『おてんば事典』、小さなメダル、すごろく券が手に入るほか、魔法の鍵がピラミッドにあるという情報を聞くことができる。
そしていよいよピラミッドへ。
「まずは、魔法の鍵よ」
まっすぐ3階を目指そうとする香里だったが、いきなり落とし穴に落とされる。
(お姉ちゃん……)
「ピラミッドだものね。こういう仕掛けもあって然るべきか」
そしてマミーと怪しい影との戦闘に入るが、
「ニフラムがかき消された!? ここって魔法封じのエリア?」
(早く逃げないと!)
ピラミッドの地下では魔法が使えない。
(これがピラミッドパワーなんですねっ)
「……そうなの?」
逃げまくって、ようやく登りの階段に。
振り出しに戻った。
「さぁ、仕切直しよ」
再び上の階を目指す香里。
途中、火炎ムカデと大王ガマに出会うが、大王ガマはマホトーンで呪文を封じてしまえばそれまでだ。
あとは、マミーとミイラ男だが、こちらはニフラムで光の彼方だ。
「まぁ、ミイラ男は、すごろく券を落とすから、最後の1体ぐらいは倒してもいいかしら」
実際、すごろく券を手に入れながら3階に到達。
「『東の西から西の東へ西の西から東の東へ』か。簡単ね」
イシスで聞いた童謡を思い出しながらボタンを順番に押す。
すると、重い岩が動く音がして、魔法の鍵への扉が開いた。
そして、祭壇からスタミナの種と魔法の鍵をゲット。
「いったん戻るわよ、栞」
(ええっ? このまま攻略してしまわないんですか?)
アリアハンに跳んで、魔法の鍵で開けられる城の宝物庫へ。
中からはルーンスタッフ、力の種、素早さの種、128G、336G、豪傑の腕輪が手に入る。
「ルーンスタッフは、今使っているホーリーランスを上回る攻撃力を持っているから。これでピラミッド攻略が楽になるわ」
(それでいったん戻ったんですね)
「そういうこと。あと豪傑の腕輪は一応、とって置くわ。星降る腕輪を外すと守備力が下がるから普段は使いたくないんだけど、ボスキャラ戦なんかで、攻撃力が足りない時に+15されるこの腕輪は使えるかも知れないし」
名前:かおり
職業:そうりょ
性格:セクシーギャル
性別:おんな
レベル:17
ぶき:ルーンスタッフ/モーニングスター
よろい:マジカルスカート/みかわしのふく
たて:うろこのたて
かぶと:てつかぶと
そうしょくひん:ほしふるうでわ
その後、ロマリアで小さなメダルを、アッサラームで小さなメダル、『ユーモアの本』をそれぞれ魔法の鍵を使って手に入れ、再びイシスへ。
冒険の記録を取った後、ピラミッドに再挑戦する。
(あ、あれは……)
「笑い袋?」
笑い袋は5ポイントしか経験値が入らないが、350Gものお金を持っている。
「ゴールド稼ぎにはぴったりだけど、今はお金が余っている状態だからあまり嬉しくはないわね」
ともあれ、ルーンスタッフを叩き付け、撃破。
「まずは、2階に上がって賢さの種をゲット。そして2階からしか行けない1階の部屋に降りて、奥の方の宝箱から小さなメダルをゲット」
(他の宝箱は開けないんですか?)
「一階にある他の宝箱は、空か人食い箱かよ。人食い箱は、今のレベルじゃ太刀打ちできない…… って言うか確実に死ねるから」
そして、4階の宝物庫へ。
どこからともなく、不気味な声が聞こえる……
「……王様の財宝を荒らすのは誰だ。我らの眠りを妨げる者は誰だ……」
4階に安置されている12個の宝箱は、開けると4体のミイラ男が襲ってくる。
「光になれ!」
僧侶なら、アンデットを退散させる呪文、ニフラムで一発だが。
余裕があるなら、すごろく券と経験値を目当てに戦っても良いが、油断していると50オーバーの痛恨の一撃をもらうことになるため注意。
ここの宝箱からは、マジカルスカート、小さなメダル、ルビーの腕輪、力の種、素早さの種、石のカツラ、後はゴールドが手に入る。
そして5階には遊び人専用の派手な服が。
更に上に上がると、ピラミッドの頂上に出る。
ここでは小さなメダルが手に入る。
後は、飛び降りてミッション終了。
「あと、黄金の爪が地下2階にあるけれど、魔法が使えないんじゃ僧侶でクリアーするのは難しいし、取っても役に立たないしパスね」
そんなわけでピラミッドから戻る香里だったが、ついでなのでイシス周辺で夜になるまで粘ってみた。
イシスの街のソクラスの家は、夜にしか入れない。
ここでは『頭が冴える本』とすごろく券が手に入る。
そしてイシスの城に入り、別れを告げるため女王の寝室へ。
女官長「お引き取り下さいませ。あらぬ噂が立ちますわ」
女王に付き添う女官にそう言われるものの……
(……女性のお姉ちゃんと、どんな噂が立つって言うんでしょうか?)
(さっき、ここで寝ている侍女さんに『あたし、男の人って何だか怖くて…… 一生ここで暮らしたいわ』なんてことを言われたんだけど、そんな娘達をこれだけ寝室に侍らせている時点で終わってるような……)
(え、えぅっ、そういう噂の心配ですかっ!? え、エッチなことはいけないと……)
(だから、実の姉でそういう想像をしないでってば……)
「人目を忍んで私に会いに来てくれたことを嬉しく思いますわ。何もしてあげられませんが、贈り物を差し上げましょう」
女王から祈りの指輪をもらう。
これは一定の確率で壊れるまでは何度でもマジックポイントを回復できるアイテムだ。
「さあ、もうお行きなさい」
女王に見送られ、寝室を出る。
城の1階には魔法の鍵で開く宝物庫がある。
昼に立ちふさがっていた警備の兵が居ないため、中に入りアイテムを回収。
ここでは黄金のティアラ、絹のローブ、小さなメダル、賢さの種、命の木の実、あとはゴールドが手に入った。
「ついでだから、アッサラームに行こうかしら」
アッサラームの街に行き、かの有名な『ぱふぱふむすめ』の家から、すごろく券を回収。
ぱふぱふは女性にはしてくれないようだ。
「ただのマッサージなのだから、してくれても良いと思うんだけど」
せっかくだから、夜しかやっていないというアッサラーム名物ベリーダンスの舞台にも行ってみると……
「ベリーダンスは、いつ見ても最高ですね! さぁ、あなたもどうぞ座って。私の友達!」
(私の友達って…… あ、ボッタクリのお店の人ーっ!)
「こんな所で会うなんて……」
オチが付いた所で、ロマリアに。
つづく
■ライナーノーツ
>(……お父さんも、なかなかやりますね)
元ネタはファミコン版『ドラゴンスピリット』の練習モードから。
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