Kanon版ドラゴンクエスト3攻略日誌
『香里の僧侶一人旅 アリアハン編』



「それじゃあ、いよいよ本格的な戦闘ね」


名前:かおり
職業:そうりょ
性格:セクシーギャル
性別:おんな
レベル:1

ぶき:どうのつるぎ
よろい:かわのよろい
たて:かわのたて
かぶと:なし
そうしょくひん:なし


 栞のカンオケを背にしながら、まずは城の周りで、大ガラスとスライムを相手に戦闘。

「やっぱり最初はきついわね。銅の剣でもスライムすら一撃で倒せないなんて」

(でも、こっちもあんまりダメージ受けないんですね)

「そうね。アリアハンで一番いい防具を身につけてるから、敵の攻撃の半分は外れるし、当たっても1ポイントしかダメージをもらわないわ。一人旅でアイテムを独占できることによるメリットね」

(余裕を持ってホイミの呪文で回復すれば、まず死ぬことはありませんね)

「その通りよ」


 その他にも一人旅には、経験値が独占できるというメリットがある。
 数回の戦闘で、香里はあっという間にレベル3までレベルアップすることができた。


「うん、さすが万能型の性格、『セクシーギャル』ね。力も順調に伸びてくれるから、スライムも一撃で倒せるようになったわ」

(その為の『セクシーギャル』だったんですね)

「そういうこと。僧侶の一人旅でどうしても不足するのが攻撃力よ。それを補うためにも力が必要なわけ。性格は『おとこまさり』でも良かったくらいね」


 その後、もう一戦すると日は落ち、辺りは闇に包まれた。

「もう夜ね。そう言えば、アレをもらっておこうかしら」

(あれって?)


 夜のアリアハン。
 民家の一つに(カンオケ込みで)上がり込み、タンスを調べる香里。
 しかも住人の目の前で!

(おねーちゃん、何やってるのっ!?)

「何って見ての通りよ。あ、小さなメダルを見つけたわ」

(見つけたわって……)

「……栞、もしかして知らないの?」

(何がですか?)

「『メダルの館』が協賛している勇者協力活動よ。魔物に気付かれることなく勇者を支援するために、ボランティアでみんなが寄付品を隠してるのよ。世界中至る所に」

(ええっ!?)

「元々は『メダルの館』の主が、世界中に散らばった小さなメダルを回収するために始めたものよ。寄付品に小さなメダルを推奨して、勇者がそれを稀少な品々と交換できるようにしたの」

(何で、そんなめんどくさいことを?)

「勇者の為だったら、みんな協力して小さなメダルを差し出すでしょ。そして、国々の間の行き来が難しいこの世界で、唯一世界中を回ることの出来る勇者は、その回収役にぴったりなわけ」

 そして、懐から1冊の冊子を取り出す香里。

「で、勇者だけにその情報がこんな風に…… 『攻略本』として渡されるの。世界の常識よ」

(そ、そうなんですか〜)

「って言うか、栞、知らないで今までお城の品とかに手を出していたわけ? それって犯罪……」

(だ、だって王様、胸のこと言うんですよっ! あれはセクハラに対する正当な慰謝料ですっ!)

「……マジックポイントも切れそうだし、もう寝ようかしら」

(スルーしないで下さいっ!!)


 特技『華麗にスルー』を覚えた香里は、そのまま宿屋に向かう。

(えぅ? 家に泊まらないんですか?)

「そんな姿になっているあなたを、お母さんに見せるわけには行かないでしょ。あなたの好きな劇(ドラマ)『Air』みたいに、あたしのこと栞って呼びだしたり、家に子供は居ないなんて言い始めたらどうするの」

(そんなことには、ならないと思いますけど……)

 実際、勇者が死んだ状態では、勇者の家には泊まることができません。


 翌日、日の出と共にレーベの村を目指し北上する香里。
 途中、大アリクイに襲われたが、持っている革の帽子(確率1/64)を期待して最後に倒すなど、余裕のある戦いぶりを見せた。

「まぁ革の帽子は手に入らなかったけどね」

(それにしても、あのおっとっと、っていう動き。攻撃だと分かっていても可愛い過ぎですっ)

「倉田先輩と川澄先輩がアリクイを好きだっていう気持ち、分かる気がするわね。……まぁ、それはともかく、2回攻撃しないと倒せないのは困るわ。鎖ガマが早く欲しい所ね」

(レーベの武器屋に売ってるんですよね)

「まだお金が足りないけどね」

(だったら、何をしに行くんですか?)

「革の帽子が80Gで売っているから、まずはそれね。鎖ガマの為に我慢するってやり方もあるけれど、それを買う為のお金を貯める戦闘で役に立ってくれるんだから、買って置いた方がいいわよね」

(そうですね。それに、不要になったアイテムも7割5分で買い取ってもらえますから)


 レーベの村で革の帽子を購入する香里。
 +2と微少ながら守備力が上がる。


名前:かおり
職業:そうりょ
性格:セクシーギャル
性別:おんな
レベル:3

ぶき:どうのつるぎ
よろい:かわのよろい
たて:かわのたて
かぶと:かわのぼうし
そうしょくひん:なし


 また、岩の下から小さなメダルを回収し、学者の家で『力の秘密』という本を見つける。
 使うと『性格』が『ちからじまん』に変わるが、『セクシーギャル』である香里には無用の長物。
 性格変化関係の本は、発見次第売ることにする。

 そして鎖ガマ購入のため、戦闘で稼ぐ。
 ちなみに岬の洞窟が敵もあまり強くなく薬草、旅人の服、56Gの入った宝箱があるためお勧め。


「さぁ、次はナジミの塔よ!」

 香里がレベル6になった時点で鎖ガマが購入できたため、今度はナジミの塔へ。


名前:かおり
職業:そうりょ
性格:セクシーギャル
性別:おんな
レベル:6

ぶき:くさりがま
よろい:かわのよろい
たて:かわのたて
かぶと:かわのぼうし
そうしょくひん:なし


「さすが鎖ガマね。フロッガー以外は一撃じゃない」

(それに、ヒュンヒュンって、風を切り裂くように攻撃するのが格好いいですー)

 スーパーファミコン版は、ファミコン版に比べて戦闘効果などグラフィックが強化されている。

「ただ、人面蝶のマヌーサだけは要注意ね。幻惑されたら攻撃がほとんど当たらなくなっちゃうから。このレベルだと、かけられてしまったら逃げるのが一番よ」

(逃げちゃうんですか)

「上の方の階で現れる魔法使いのメラ、バブルスライムの毒、サソリ蜂の『仲間を呼ぶ』も要注意だけど、出現率が低いし、現れた場合でも数が少ないから対処は容易よ」


 実際、大した障害もなく途中の宝箱から、小さなメダル、キメラの翼、40G等を回収した上、塔の頂上で老人から盗賊の鍵を受け取る。
 また、老人は性格を変えてしまう本について話してくれるため、気になって本棚を捜してみると『おてんば事典』が見つかった。

(「雪玉に石を入れる」とか載ってるんでしょうかー)

「それは、おてんばどころじゃないんじゃ……」

(他にも砕いたつららを入れたり、水で湿らせた氷玉を作って芯に入れたりして、ヒャド! とか……)

「あなたねぇ……」


 塔からの帰りは、飛び降りてしまうのが一番簡単。
 どんな頑丈な身体をしているのやら、ダメージはいっさい受けない。

 帰り道として選んだ、レーベの村近くに抜ける通路の途中には盗賊の鍵が必要な扉があるが、その奥の宝箱からは素早さの種と木の帽子が手に入る。

「これで少しは守備力がアップするわね」


名前:かおり
職業:そうりょ
性格:セクシーギャル
性別:おんな
レベル:7

ぶき:くさりがま
よろい:かわのよろい
たて:かわのたて
かぶと:きのぼうし
そうしょくひん:なし


 いったんレーベの村に向かい、盗賊の鍵を使って魔法の玉、賢さの種、毒消し草を入手。
 次いでアリアハンで小さなメダルを回収して、旅の記録を取る。

(これで小さなメダルは5枚。グループ攻撃ができるトゲのムチがもらえますね)

「僧侶は使えないから売って路銀の足しにするしかないんだけどね」

(えぅ)

「まぁ、グループ攻撃は、モーニングスターまでお預けだとして、次はロマリアに行くためにレベル稼ぎね」

(あれ、このまま行かないんですか?)

「いざないの洞窟のモンスターは強いから、ラリホーがどうしても必要なのよ」

(確か僧侶はレベル9ぐらいから覚えるんでしたっけ)

「そうね。それに着いたら鉄の槍と鎖帷子、青銅の盾をすぐ買えるぐらいのお金は貯めておきたいし」



つづく



■ライナーノーツ

 一人でも案外何とかなるものですね。
 と言いますか、このお話を書くにあたってプレイしたスーパーファミコン版がぬるいだけなのか……


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