Kanon版ドラゴンクエスト3攻略日誌
『真琴の魔法使い一人旅 ネクロゴンド編』



 小さなメダルも貯まっていたので、正義のそろばんに引き替える。
 商人専用の最強武器だ。

「ねぇ、美汐、久しぶりに祐一の所に行ってみない?」
(真琴、相沢さんに会いたいんですか?)
「そっ、そんなこと無いわよう。ただ真琴は祐一が真面目に働いてるか気になっただけなんだからっ」
(ふふ、そうですね。久しぶりに相沢さんを紹介した、あの開拓の街に顔を出しておくのも良いかも知れませんね)

 ポルトガから船で西へ。
 開拓の街を目指す。

 道具屋だけだった街には宿屋ができ、祐一の指揮で劇場が建設中だった。
 まぁ、実際には、エッチな劇場を造るという野望の実現の為、動いているだけなのだが、真琴達には分からない。
 素直に感心した真琴は、道具屋から薬草やキメラの翼をまとめ買いして売り上げに貢献しておいた。
 また、池のほとりの花壇から、すごろく券を見つける。

(相沢さん、頑張ってましたね)
「これぐらい当然よう。真琴だって頑張ってるんだから」
「ふふ、そうですね」

 再び訪れることを約して、街を出る。

(さて、次はサマンオサの偽の王様退治ですけど、大丈夫ですか?)
「うんっ、今の真琴に敵は居ないわっ!」

 ルーラでサマンオサへと跳ぶ。
 昼間では答無用に兵士に牢へ入れられてしまうため、夜に忍び込むことに。

 そして、ラーの鏡に映し出された、偽の王の正体とは、

「見〜た〜なあ? けけけけけっ、生きて帰すわけにいかぬぞえ」

 正体を現したボストロールと戦闘に入る。

(まずはボストロールのルカナンを封じるんです)
「うんっ、マホカンタ!」

 まずは、マホカンタでボストロールのルカナンを封じる。
 次は、

「スカラ!」

 スカラで守備力アップ。

(重ねがけが可能ですから、2回も唱えれば、般若の面を装備したのと同じぐらいの守備力が得られますね)
「そんでもって、バイキルト!」

 バイキルトで攻撃力が倍増した理力の杖を叩き込む。

「えーいっ!」
(真琴、最後まで油断しないで下さい。ボストロールは守備力無視の痛恨の一撃で、160ポイント以上のダメージを与えてくる可能性があります。薬草でなるべくヒットポイントを回復させておくんです)
「うん、分かった!」

 運良く痛恨の一撃は出ず、そしてボストロールは倒された。

「ぐげげげ…… お、おのれ…… うぐあーっ!!」

 真琴によって偽の王様は倒され、すぐさま本物の王様が助け出された。

「ふたたびここに座れるとは思わなかった。心から礼をいうぞ真琴!」

 この騒動の元となった、変化の杖を回収。
 正直、世界の果てに捨ててしまいたいような気がするが……
(映画『ブッシュマン』のコーラの瓶みたいに)
 それはさておき、

「もう、コウモリやヤモリを料理しなくてもいいんです! うれしくてうれしくて……」
(その時点で、普通におかしいとは思わなかったんですか?)
「あぅ〜っ」

 城のメイドの言葉に呆れる美汐達。

 大きなイベントを消化したため、再びスーの村の東、開拓の街へと出かけてみる。
 前回訪れた時には建設中だった劇場は完成していたが……

「あぅ〜っ! どんな劇場よ、これ」
(相沢さん…… 不潔です)

 舞台では踊り子が艶めかしい踊りを踊り、バニーガールの店員がテーブルの間を回る。
 立派な妖しい大人の店だった。
 出ようとすると、50000Gを請求されるし。
 まぁ、祐一の知り合いということで、免除されたが。
 なお、ここではガーターベルトと、うさみみバンドが手に入る。

 宿屋からは、すごろく券が、そして商人…… 祐一の屋敷からは、金のクチバシ、小さなメダルが手に入った。
 祐一は、自分の屋敷で次の展望を思案していた。

「ちょっと祐一っ! これはどういうことよっ! あの変な店は何っ!?」
「何だマコピー、あの店行ったのか。あれは大人の為の社交場だぞ。まぁ、真琴のようなお子さまには分からないだろうけどな」
「何よっ、ただのエッチなお店じゃないっ!」
「それはお前が子供の証拠だ。大人の女性なら平気で楽しめる筈だぞ」
「嘘だ〜」
(………)

 そして、その日の晩。

「ゆういちのやりかたはあんまりです! ぼくたちはもう、たえられませんよ!」
「こうなったら革命を起こすしかなさそうだ。あんたたち、止めてもムダだぜ。オレたちゃやるっていったらやるんだ!」

 こうして、哀れ商人、祐一は、野望を達することなく牢獄へ……

「私はみんなのためと思ってやってきたのですが、このありさまです。そうそう、私の屋敷の椅子の後ろを調べてみてください(棒読み)」

 観念した犯人の自供(真琴主観)から屋敷を調べてみると、イエローオーブが見つかった。
 これで、オーブの残りはあと一つ。

(真琴、相沢さんを助けないのですか?)
「う〜ん」

 真琴の持つ最後の鍵さえあれば、牢の鍵など開けることができる。
 しかし、

「お心はありがたいのですが…… 私はもうしばらく、ここで私の何がいけなかったのか考えます。町の人たちも、いつか私を許してくれるでしょう。その時また、私に会いに来て下さいね」(まぁ、今までやりたい放題楽しめて、野望も達成できたんだから十分だな。骨休めに出られるまでダラダラ過ごすか〜)
「あぅ、じゃあ、また迎えに来るから……」
(……相沢さん、ひどく立派な事を言っていますが、本心では絶対に別のことを考えていますね)

 こうして、牢屋を後にする真琴。
 街は様変わりし、エッチな劇場は健全な施設に姿を変えた。
 しかし街の女性からは、こんな声も……

「今にして思えば、ゆういちさまの時代のほうがよかったような気がしますわ」
「騙されちゃダメよぅ、祐一はバカでエッチなんだからっ!」
(これだけのことをしていてなお、女性には好かれるんですね、あの人は…… 牢に入っても不自由しなさそうです)

 呆れつつも街を去る。

(さて真琴、全財産持って、エルフの隠れ里に行きますよ)

 変化の杖を欲しがっているグリンラッドの老人に渡す前に、ぜひとも訪れたいのがエルフの隠れ里にある道具屋。
 人間は相手にしてくれないのだが、変化の杖を使って変身すれば売ってくれるのだ。

 お金を作るためにまずはアリアハンの道具屋へ。
 しかし……

(真琴……)

 ここしばらく、大きな買い物の無かった真琴。
 手に入れたアイテムは処分するのが面倒だったので、みんな『ふくろ』の中に突っ込んだままにしていた。

(布の服、ステテコパンツ、革の腰巻き……)

 既に混沌と化している『ふくろ』。

(まるでダメな人の押し入れみたいですね。少しは整理してください)
「あぅ〜っ」

 これを機会に、袋の中を一掃する。
 作ったお金を持って、ノアニールの西、エルフの隠れ里へ。

「それじゃあ、変化の杖を使って…… スライムに変身した〜っ。おもしろ〜い」
(あくまでも幻術のようですね。私のカンオケまで変化していますよ)

 死んでいても、変化するらしい。
 ともかく、これでエルフの道具屋が、ものを売ってくれるようになる。
 他のエルフに話しかけると、

「姿を変えても、私達には分かります」

 などと言われ、どうやら見破られているらしいのだが、道具屋のエルフだけは違うらしい。

(まぁ、商売柄、気付かないふりをしてくれているだけなのかも知れませんね)

 ここでは天使のローブが売っているので、真琴のように第3すごろく場で幸運にも手に入れたりしていない限りは買うと良い。
 他に、眠りの杖はその名の通り、ラリホーの効果を持つ杖なので、一応買っておく。
 そして、イシスの女王からももらった祈りの指輪。
 これを買えるだけ買ってしまう。
 どうせしばらく買うものは無いのだから。

 グリンラッドの老人から変化の杖と引き替えに船乗りの骨を譲り受け、幽霊船の出現場所に最も近いイシスへと飛ぶ。
 イシスから北上すると自分たちの船があるため、海に乗り出し、船乗りの骨が指し示す方角を目指すとやがて幽霊船が現れる。

「どんな嵐が来ようと、わしの船はぜったいに沈まないのだ! わはははは!」

(確かに沈んではいないようですけど…… 似たようなものですよね)
「あぅ〜っ、骸骨が〜っ」

 幽霊船では、亡霊と骸骨が未だに船を操っているのだ。
 船をこぐのは奴隷か罪人の仕事。
 そして、その中に無実の罪でここに繋がれ、息絶えたエリックの姿があった。

「オリビア…… もう船が沈んでしまう……
 キミにはもう永遠に会えなくなるんだね……
 でもぼくは永遠に忘れないよ…… キミとの愛の思い出を……
 せめてキミだけは…… 幸せに生きておくれ……」

 船内を探すと、エリックと恋人の思い出のペンダント『愛の思い出』が手に入る。

(悲恋ですね)
「あぅ〜っ、悲しいお話はキライっ」

 船内の探索を続ける真琴。
 船室の宝箱からは、すごろく券と毒針、ゴールドが手に入る。
 ミミックが混じっているので注意が必要だが。

 また、タンスからはガーターベルト、タルからは、小さなメダル、壺からは力の種を手に入れる。

 そして上甲板に戻ると、小部屋の中に魔物の姿があった。

「ひひひっ…… 幽霊船にはしかばねがふさわしかろう。おまえも死ぬがいい!」

 ミニデーモンが攻撃してくるが、大きな口を叩く割に理力の杖で1発殴っただけであっさり昇天。
 部屋のタルからは、小さなメダルが手に入った。

(さっさと帰りましょう)

 ここでは海のモンスターが出てくるのだ。

「炎のブーメラン!」

 MAXの255ポイントの力で投げられるブーメランは、敵の守備力にもよるが、150ポイント近い威力を叩き出す。

(最初に命中した敵から順に威力を減じるとはいえ、下手な呪文より強力ですね)
「それでも痺れクラゲがいっぱい出たりすると、生き残るのが出てくるのよぅ」

 真琴にとって、痺れクラゲはいつまで経っても強敵であった。

 アリアハンから南下してオリビア岬へ。
 オリビア岬にさしかかると、どこからともなく聞こえてきた歌声に押し戻されてしまう。
 船乗りを惑わす歌声と言うとサイレンか。

(恋人を行かせまいとする心が、船を押しとどめるのでしょうか)
「めーわくだから、どこかよそでやって、よそで」

 エリックとオリビアの『愛の思い出』を使うと、死に引き裂かれた二人の魂が再会し、呪いが解ける。

「ああエリック! わたしの愛しき人。あなたをずっと待っていたわ」
「オリビア、ぼくのオリビア。もう君を離さない!」
「エリックーッ!」

 くるくる回りながら昇天する二人。

「……これで、二人はずっと一緒なんだよね」
(そう、ですね……)

 岬からそう遠くないところにほこらの牢獄がある。
 剣士サイモンがここへやって来て息絶えたらしい。
 サイモンの亡骸のそばを探して、ガイアの剣を手に入れる。
 また、小さなメダルも牢屋の壺から拾うことができる。

 ネクロゴンドを目指し、アッサラームから船で南下する。
 オルテガが落ちたと言われる火口にガイアの剣を投げ入れると火山が噴火し、川が溶岩で覆われて内陸部へと進めるようになった。

(……勝手に火山を噴火させたりしていいんでしょうか?)

 周囲に人が住んで居ないのが幸いか。
 大陸の奥へと進んでいくと、トロルやフロストギズモ、ミニデーモンが襲ってきた。
 ミニデーモン、フロストギズモは炎のブーメランで倒せるが、4体以上現れると、生き残りが出るため、追加攻撃が必要。
 トロルは炎のブーメラン2発を当てないと倒せない上、痛恨の一撃で160前後のダメージを与えてくるので、戦闘の度にヒットポイントをフルに回復させておくのを忘れてはならない。(後は祈れ)
 ミニデーモンはメラミ、フロストギズモはヒャダルコと冷たい息、そしてトロルは通常攻撃でどの敵も30前後のダメージを与えて来るため、ヒットポイントの消耗が激しい。
 ただ、麻痺や催眠等、いやらしい攻撃をしてくる敵が居ない分、安心できるし、何より倒すと経験値がかなり美味しい。
 経験値稼ぎには向いている場所かも知れない。

 炎のブーメラン連打で、ネクロゴンドの洞窟へとたどり着いた。
 ここの敵は、更に手強くなっている。

(これまでの敵に加えて、2回攻撃に焼け付く息で麻痺させてくる地獄の騎士が問題ですね。2体以上だと、炎のブーメランを2回当てないといけませんし)
「ホロゴーストのザキは?」
(天使のローブが守ってくれますし、万が一の場合でも命の石が身代わりになってくれます。それも3個までですが)
「ライオンヘッドは硬いから、2匹以上だと、炎のブーメランでも生き残るよ。ベギラマとマホトーンを唱えてくるし」
(まぁ、ベギラマはマジカルスカートと魔法の盾を装備すれば怖くないですし、マホトーンで呪文を封じられても、炎のブーメランで攻撃すればいいから安心ですよ)

 ここの宝箱からは、稲妻の剣、刃の鎧、小さなメダルが手に入る。

(剣も鎧も魔法使いには使えませんけど)

 また、洞窟の2階の広間からは、小さなメダルを拾うことができた。
 3階上行きの階段から西に8歩ほど行くと燭台があるため、そこから南に9歩の地面を調べる。

 ようやくのことで洞窟を出て、ほこらで最後のオーブ、シルバーオーブを手に入れた。
 忘れずにほこらで十字架の前から、小さなメダルとすごろく券2枚を回収する。
 そして、ルーラでアリアハンに脱出した。



つづく



■ライナーノーツ

>(映画『ブッシュマン』のコーラの瓶みたいに)

 今は『コイサンマン』に改題されてるんですね。


 そう言えば、『ダグラム』のアレは?
 こっちは元のままですね。

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