Kanon版ドラゴンクエスト3攻略日誌
『真琴の魔法使い一人旅 ジパング編』
再び冒険に戻り、真実の姿を映し出すというラーの鏡がある、サマンオサ南の洞窟へ向かう。
サマンオサから南東へ。
毒の沼地に囲まれた場所にそれはあった。
まず現れたのは、骸骨剣士。
「ベギラゴン!」
幸い、骸骨剣士はベギラゴン1発で倒せる。
効かない場合もあるが、敵は2回攻撃で、ルカナンでこちらの守備力を下げてから斬りつけてくるため、スカラで守備力を上げたりなどといった小細工は通じない。
ベギラゴンが通じることを信じて連発で倒す。
次に現れたのは、オリビア岬周辺でも見掛けたガメゴン。
呪文も打撃も通じにくく、魔法使いにはきつい相手。
最初にスカラを唱えて逃げる。
そして、ゾンビマスターが……
「あぅ〜っ!?」
(マホトラの嵐で、見る見るうちにマジックポイントが奪われていきますね)
魔封じの杖で呪文を封じてから戦うのがセオリーだが、それだと消耗が激しい。
仕方がないので、マホカンタでマホトラを封じてから逃げ。
(ここ、宝箱が多いんですけど、ミミックが混ざっているんですよね)
地下2階に降りると目の前に宝箱が等間隔に置かれており、拾っていくと最後には…… というもの。
ミミックは、2回攻撃が可能な上、こちらのマジックポイントをマホトラで奪って、ザキ、ラリホーなどを使ってくる。
こんなのを相手にしたら、あっという間にマジックポイントを空にされてしまう。
幸い、魔法使いには宝箱を判別する呪文、インパスがあるため、ミミックを避けながら宝箱を回収。
地下3階には、ぬいぐるみがあった。
猫の着ぐるみなのだが、守備力は現在使っている天使のローブと同じ+35もある。
着ると猫の姿になるのだが。
「あぅ、あったかそう」
(気に入ったようですね…… 残念ですけど、すごろく場で拾った天使のローブがありますから、出番はありませんが)
ぬいぐるみを回収した場所から見える地底湖の中に島があった。
(あそこにあるのが多分、ラーの鏡ですね)
「どうやって取るの?」
(ここからでは行けないということは、戻ってみる必要があるようですね)
実際には、2階に降りた階段のすぐ近くに地割れがあり、そこへ飛び込み、ラーの鏡を回収。
(目の前の宝箱に惑わされなければ、すぐだったんですね)
「あぅ〜っ」
リレミトで脱出。
ルーラでアリアハンに戻り、旅の記録を取る。
次はジパングへ。
レーベの村から海を北上するとたどり着く。
(ここがヒミコが支配するというジパングの国ですか)
「あぅ、何だか様子が変」
とりあえず、街の中を探索してみる。
どうやら、支配者であるヒミコが、ヤマタノオロチへの生け贄として、若い娘達を捧げているらしい。
(きな臭い話ですね)
民家から、木の帽子、布の服、不思議な木の実、毒蛾の粉を回収。
地下の倉庫の壺からは、小さなメダル、力の種、そして……
「人の頭!?」
「お願いでございます! どうかお見逃しを! せめてもう一時、生まれ育った故郷に別れを告げさせて下さいませ」
「あぅ〜っ、壺に人が入ってたー」
(生け贄に選ばれたんですね)
やよいという少女が壺の中に隠れていた。
「助けてあげないと」
(待ちなさい、真琴。まずは様子を見るのです)
そして、生け贄を捧げているというヒミコの屋敷に踏み込んだ。
まずは、ヒミコに会う前に屋敷の探索。
不思議な木の実、力の種、小さなメダル、鱗の盾、稽古着が見つかった。
そしてヒミコに対面。
「わらわは外人を好まぬ。早々に立ち去るのじゃ。よいな! くれぐれも要らぬ事をせぬが身のためじゃぞ」
即座に追い返される真琴。
(わざわざ念を押すって言うことは、されたくないこと、疚しいことがあるってことですね。それじゃあ、ヤマタノオロチの洞窟を見てみましょうか)
オロチの洞窟へと足を踏み入れる真琴。
そこは灼熱の溶岩がそこかしこに見られる死の洞窟だった。
しかし……
「あぅ、すごろく場で見たモンスターより弱い」
第3すごろく場でキメラなどを相手にしていた真琴にしてみれば、ここのモンスターは弱すぎる。
溶岩魔人は、ヒャダインで一発。
鬼面導師も2発で片が付く。
モンスターの出現率自体も低く、簡単に般若の面を取ることができた。
これは最終決戦での勝利の鍵となるアイテムだ。
(オロチと戦う前にレベルを上げたかったんですけど、ここではエンカウント率が低すぎますね)
仕方がないので、外へ。
日本で言う九州の辺りは、豪傑熊と大王ガマしか出ないため、豪傑熊の持つ力の種(確率1/64)を目当てに戦闘を繰り返す。
(豪傑熊はベギラゴン一発で片がつくから簡単ですね)
「大王ガマが、邪魔〜」
(逃げてしまえばいいんですよ。真琴のレベルだと、100パーセント逃げられるはずですから)
「豪傑熊と一緒だったら?」
(そうですね。敵全体に攻撃できるイオラ2発でどうでしょう。1発目で大王ガマは倒せますし、2発目で豪傑熊が倒せます)
「あぅ、分かった」
(今の真琴の攻撃力なら、大王ガマぐらい理力の杖で叩いておけば倒せますから、1匹だけならそれで済ます方が確実ですね)
こうして戦闘を続け、レベルアップ。
力の種をいくつかゲット。
そして、38レベルになった時点で最強の全体攻撃呪文イオナズンを覚えた。
(これで攻撃呪文はすべて覚えたことになりますね)
「でも、マジックポイントいっぱい使うから、そんなに唱えられない」
(それでは、イオナズンも覚えましたし、不思議な帽子を狙ってみましょうか)
美汐の提案で、グリンラッドに向かう真琴。
ここは、ほぼ氷河魔人とビッグホーンしか出ないと言ってもいい土地。
氷河魔人は、不思議な帽子を落とす(確率1/128)ため、狙うなら、ここが良いだろう。
ただし、氷河魔人もビッグホーンも甘い息で眠らせてくるため「ずっと敵のターン!」そして永眠というパターンが怖い。
イオナズンやメラゾーマなど、強力な攻撃呪文で一気に片をつけるのが望ましい。
「ビッグホーンが邪魔」
(これも逃げてしまえばいいんですよ。真琴のレベルだと100パーセント逃げられるはずですよ)
なお、ここには変化の杖を船乗りの骨と交換してくれる老人が居る。
老人の家からは、小さなメダルとシルクハットが手に入る。
「出た! 不思議な帽子っ!!」
(やりましたね、真琴)
真琴は運良く、わずか1レベル……
レベル39にレベルアップする程度の間に、不思議な帽子を手に入れることに成功した。
(不思議な帽子は、消費マジックポイントを75パーセント+1にしてくれます。低レベルの呪文だと効果がないんですけど、イオナズン辺りだと18から14に減りますね)
「でも、銀の髪飾りの方が強いよ」
(そうですね。守備力は銀の髪飾りが+20に対して、不思議な帽子は+8。状況に応じて使い分けると良いでしょう)
名前:まこと
職業:まほうつかい
性格:おとこまさり
性別:おんな
レベル:39
ぶき:りりょくのつえ/いかずちのつえ/ほのおのブーメラン/アサシンダガー
よろい:てんしのローブ/マジカルスカート
たて:まほうのたて
かぶと:ぎんのかみかざり/ふしぎなぼうし
そうしょくひん:ほしふるうでわ
不思議な帽子が手に入ったとなると、もうグリンラッドで戦う意味は無くなる。
(後は、オロチ、ボストロール戦の為のレベルアップが必要ですね。回復手段が薬草しか無い以上、相手の攻撃に耐えられるヒットポイントは必須です)
「うん」
(ただ経験値を稼ぐよりは、やはり種狙いでいった方がいいでしょう。まずは、ジパングの豪傑熊で力の種を稼ぎましょう)
「そういえば、すごろく場は?」
(すごろく場のランダム効果のマスで能力値を伸ばすというのは、ちょっと虫が良すぎるでしょう。あ、でもまだ第2すごろく場の種を回収していませんでしたね。行ってみましょうか?)
「あぅーっ、すごろくーっ!」
すごろく場に行く前にアッサラームに向かい、闇のランプで夜にして街に入る。
かの有名な『ぱふぱふむすめ』の家からすごろく券を回収。
ぱふぱふは女性にはしてくれないようだ。
ただのマッサージなのだから、してくれても良いと思うが。
「わしの娘に変な気を起こさぬようにな。わっはっは」
ぱふぱふ娘の父親にそう言われるものの、
「あぅ〜っ?」
(女の真琴がどんな気を起こすというのでしょうか?)
深く考えると負けなような気がするので、とりあえずスルー。
せっかくだから、夜しかやっていないというアッサラーム名物ベリーダンスの舞台に行ってみる。
「ベリーダンスは、いつ見ても最高ですね! さぁ、あなたもどうぞ座って。私の友達!」
(私の友達って…… あ、ボッタクリのお店の人!?)
「あぅ〜っ」
アッサラームから、第2すごろく場に向かう。
建物の1階で小さなメダルを拾い、2階のすごろく場へ。
「行くわよぅ!」
すごろくに興じる真琴。
1回目は、壺から力の種、タンスから木の帽子、平地からカメのこうらを拾う、タンスからすごろく券、森からおなべのフタを拾う、壺から小さなメダル、力が+4、宝箱から鋼のハリセン、落とし穴で終了。
2回目は、落とし穴で終了。
そして、3回目以降も……
落とし穴に落ちた。
落とし穴に落ちた。
落とし穴に落ちた。
落とし穴に落ちた。
更に落とし穴に落ちた。
「もう、いや〜っ!!」
(7回連続で何もできずに吸い込まれるように落ちていくのも凄いですね。確率論を無視しているとしか思えません)
そして、8回目でようやくクリアー。
景品の小さなメダルとモーニングスターを手に入れる。
そして再び、力の種狙いでジパングの九州に当たる部分で、豪傑熊狩りをする。
(マタギですね)
近くに旅人の宿屋があり、すぐに回復できるため、マジックポイントはケチらずにどんどん時間当たりの回転率を上げていく。
(仮に、このペースで力の種を手に入れていったとして…… 計算ですと、レベル52前後で力のカンストが狙えますね)
力の種が手に入るペースとレベルアップによる力の伸びを計算し、当たりをつける美汐。
1個につき、力が1〜3ポイント上昇のため、レベルアップによる強化より、よほど早く上げることができる。
(力の種は、入手に波がありますけれど、1レベル上げる間に2〜3個は手に入りますね)
途中、力の種の入手や成長の度合いから都度予想に修正を加えていく美汐。
こうやって具体的な目標が目に見える形であると、ただ漫然とレベルアップを図るよりモチベーションが保てるのだ。
「あぅ、がんばる」
そして、目標としていたレベル52に到達。
ここまでに貯まった力の種は、52個。
真琴の力はレベルアップで100まで上がっていた。
(カウントストップまでの分の種も貯まりましたし、ドーピングタイムですね)
「うん。でもどうして今まで取って置いたの?」
(レベルアップでの各能力値の上昇は、レベルに見合った値に近づこうとします。種を先に使ってしまうと、レベルアップでの能力上昇が望めなくなるんです)
力の種を使って、力をMAXの255まで上げる真琴。
「あぅ〜っ! みなぎる〜っ!!」
(それでは、オロチ退治に向かいましょう)
オロチの洞窟、地下2階にうずくまる巨大な影。
ヤマタノオロチに戦いを挑む。
「スカラ!」
まずは守備力を上げ、敵の攻撃を弱める。
オロチは、1〜2回攻撃で、打撃と火炎の息を織り交ぜて攻撃してくる。
打撃はともかく、火炎の息は、フバーハの呪文や火炎抵抗を持つアイテムなどが無いため、ダメージをまともに食らってしまう。
そして、攻撃に転じようとするが、
「あぅ、真琴の知っている呪文で通じるのは氷の呪文だけ? でも、それじゃあマジックポイントが……」
(真琴、理力(フォース)を使うのです)
「そっか、バイキルト!」
バイキルトで攻撃力倍増した理力の杖を叩き込む。
力をMAXの255まで上げているだけに、300前後のダメージを叩き出すことができた。
「あぅ! あぅ! あぅ! あぅ〜っ!!」
理力の杖でひたすら殴りあう真琴。
しかし、こちらのヒットポイントが下がってきても、回復は持てるだけ持った薬草のみなのが辛い。
1回につき40ポイント程度しか回復できないため、神経を使う。
「くっ、もう保たない!?」
(いいえ、向こうも次の一撃でお終いです! このまま押し切って下さいっ!!)
オロチのヒットポイントは1800。
攻撃時は記録を取っておくと楽。
星降る腕輪のおかげで常に先手を取れるため、死亡ぎりぎり手前を見切ることも可能だ。
そうしてオロチをようやく倒すが……
(真琴! オロチが逃げます!)
「待てーっ!」
オロチを追って旅の扉に飛び込み、そして出た先は、
「ヒミコの屋敷?」
そして、大けがをして床に臥せっているヒミコ。
「あ、あやしいーっ! 怪しさ大爆発よ〜っ! 止めを刺してやるっ!」
(待って下さい真琴。敵は逃げられませんから、ここは、こちらが回復してからです)
いったんアリアハンの宿屋で回復。
そして旅の記録を取ってから再戦。
「行くわよダメ押し!」
オロチは更に激しい攻撃を繰り出してくるが、万全の態勢で戦闘に臨んだ真琴には勝てなかった。
ヒットポイントも2000と1戦目より上がっていたため、倒すまでに数回、薬草で回復しなければならなかったが、それでも真琴は危なげなく勝利。
オロチを倒し、パープルオーブを手に入れた。
そして、ヒミコがオロチだったという噂は瞬く間にジパング中に広まっていった。
「こうして生きて行けるのは、あなた様のお陰。ありがとうございました」
恋人らしき男と共に礼を言う、やよい。
何となく、悪代官から助けられた町人と黄門様といった風情なのはここがジパングだからか。
(それじゃあ、行きましょうか、真琴)
ジパングの人々の感謝を背に受け、再び旅立つ真琴。
つづく
■ライナーノーツ
>(仮に、このペースで力の種を手に入れていったとして…… 計算ですと、レベル52前後で力のカンストが狙えますね)
香里の僧侶一人旅より低レベルで済んでいるのは、性格を力の上昇が大きい『おとこまさり』にしたおかげか、それともスーファミとGBA版では力の上昇率が違うのか。
>「あぅ〜っ! みなぎる〜っ!!」
『超力ロボ ガラット』の変形の掛け声ですね。