Kanon版ドラゴンクエスト3攻略日誌
『真琴の魔法使い一人旅 ピラミッド編』



 ピラミッドに到着した真琴。

「ほ、包帯男と、でっかいカエル?」

 内部を進むとピラミッド名物ミイラ男と、大王ガマに遭遇した。
 スカラの呪文で守備力を上げ、ダメージを抑えてから逃走する。

(逃げたら薬草で回復して、と。何とかなりそうですね。ミイラ男とマミーの痛恨の一撃が怖いですが)
「あぅ〜」

 痛恨の一撃は、こちらの守備力を無視して来るから恐ろしい。
 そして、途中の宝箱などは無視して、真っ直ぐにピラミッド3階へ。

(『東の西から西の東へ西の西から東の東へ』分かりますか、真琴?)
「あぅ……」

 イシスで聞いた童謡を元に、美汐の指示通りボタンを順番に押していく。
 途中、マミーに襲われたが、再びスカラでダメージを抑えて逃亡に成功。
 しかし、次いで現れたミイラ男と、大王ガマに先攻を許してしまう。

「あぅっ、いったぁ〜い!」

 素の守備力では、ミイラ男からは約15ダメージ、大王ガマからは10ダメージももらってしまう。
 守備力を倍増してくれるスカラの呪文のありがたみを再認識しつつ、何とか逃亡に成功する。

 そんなこともあったが、何とかボタンを押し終える。
 すると、重い岩が動く音がして、魔法の鍵への扉が開いた。
 そして祭壇から、スタミナの種と魔法の鍵をゲット。

(さっさと逃げましょう、真琴)
「うん、リレミト!」

 魔法使いは迷宮脱出のリレミトの呪文があるので、ダンジョンからの逃走は簡単で助かる。
 そして、そのままルーラで、アリアハンまで脱出。
 アリアハンの、魔法の鍵で開けられる城の宝物庫へと入る。
 警備の兵が居たが、

「勇者オルテガには、いろいろと世話になった…… おまえがなにをしようと、私は見て見ぬふりをしよう」

 と言うので、安心して宝箱を漁る。
 宝箱からは、ルーンスタッフ、力の種、素早さの種、128G、336G、豪傑の腕輪が手に入る。

(ルーンスタッフは、ブーメランより攻撃力が高いですから、単体の敵には、これに切り替えると良いでしょう)
「うん」
(あと、豪傑の腕輪はとって置いた方が良いですね。星降る腕輪を外すと守備力が下がりますが、ボスキャラ戦などで、攻撃力が足りない時に+15されるこの腕輪は使えるかも知れませんから)


名前:まこと
職業:まほうつかい
性格:おとこまさり
性別:おんな
レベル:15

    ちから: 30
  すばやさ: 46
 たいりょく: 34
  かしこさ: 36
 うんのよさ: 38
さいだいHP: 68
さいだいMP: 70
 こうげき力: 70
  しゅび力: 60

ぶき:ルーンスタッフ/ブーメラン
よろい:マジカルスカート
たて:おなべのフタ
かぶと:けがわのフード
そうしょくひん:ほしふるうでわ


 その後アッサラームで、小さなメダル、『ユーモアの本』を。
 ロマリアで、小さなメダルを。
 それぞれ魔法の鍵を使って手に入れる。

 そしてイシスの城に行くが、ここの宝物庫には警備の兵が立ちふさがっていて、昼間は入れなかった。
 そのため、夜を待って忍び込み、アイテムを回収。

(もう既に立派な盗賊ですね)
「あぅ?」

 ここでは、黄金のティアラ、絹のローブ、小さなメダル、賢さの種、命の木の実、あとはゴールドが手に入った。

 また、魔法の鍵があれば、女王の寝室へも入ることができる。

「お引き取り下さいませ。あらぬ噂が立ちますわ」

 女王に付き添う女官にそう言われるものの……

(……女性である真琴と、どんな噂が立つと言うのでしょうか?)
「あぅ〜っ?」

 謎である。
 もちろん、女王様がそう言うシュミの持ち主だったら分からないが、その可能性には二人とも思い至らなかった。
 ともあれ、

「人目を忍んで私に会いに来てくれたことを嬉しく思いますわ。何もしてあげられませんが、贈り物を差し上げましょう」

 女王から、祈りの指輪をもらう。
 これは一定の確率で壊れるまでは何度でもマジックポイントを回復できるアイテムだ。

「さあ、もうお行きなさい」

 女王に見送られ、寝室を出る。


 魔法の鍵が手に入ったので、ロマリアから西へ。
 関所の扉を開け、ポルトガを目指す。

 途中、ドルイドが3体現れた。
 とりあえずスカラで守備力を上げたが、ドルイドはバギを唱えてきた。
 マジカルスカートでダメージが緩和されるとはいえ、次々に唱えてくるため、ダメージは馬鹿にならない。

(『バギも積もればバギクロス』ですか)
「あぅ〜っ、美汐、上手いこと言ってないで何とかして〜っ」
(とにかく、受けたダメージを薬草で回復させて下さい)
「うん」

 受けたダメージを薬草で治療し続ける、という均衡状態が続いたが、すぐにドルイド達のマジックポイントが切れ、それも崩壊。

(割とマジックポイントが少ないんですね)
「ベギラマ!」

 その隙にベギラマで反撃し倒す。
 そして、無事ポルトガに到着。

(ここがポルトガですか)
「メダルのにおいがする」

 ポルトガの街を探索する真琴。
 宿屋のタンスからは、すごろく券。
 牧場のしげみからは、小さなメダルが手に入った。

 そして、町はずれの地下室には神父が居て、一組の恋人達の話をしてくれる。

「かつて、勇敢なる剣士と愛しあう美しい女性がいた。
 ふたりはいつも海をながめて、平和な世界を夢見ておった……
 しかし、おそろしいことに魔王バラモスが、そのふたりに呪いをかけてしもうたのじゃ。
 そのためふたりは…… かわいそうな話じゃて」

「あぅ〜っ」
(悲しいお話は嫌ですね)

 この地下室からは、小さなメダルと『悲しい物語』が手に入る。
 そして武器屋を覗いてみる真琴だったが、

(残念ですけど、魔法使いに使える装備は売っていませんね)
「あぅ、しょんぼり」

 それでもここの城の宝物庫からは、いかりのタトゥー、スタミナの種の他、魔封じの杖が手に入る。
 魔封じの杖は武器としては強くないが、その名の通り、戦闘中に使用するとマホトーンの効果を持つ品だ。
 なお、この宝物庫の宝箱の周りにはバリアが張られているため、残りヒットポイントには注意が必要である。

「あぅ〜っ、びりびりする〜っ」
(それでも、宝箱は開けなくては、気が済まないんですね……)

 それがドラクエの冒険者の性と言えるのかも知れないが。
 そしてこの国の王様に謁見。

「遙か東の国では、黒胡椒が多く取れるという。東に旅立ち、東方で見聞したことを報告せよ。胡椒を持ち帰った時、そなたらを勇者と認め、船を与えよう。この手紙をノルドに見せれば、導いてくれるはずじゃ。では、ゆけ!」

「あぅ〜」
(今度は胡椒ですか)

 王の手紙を持ち、アッサラームの東の洞窟に住む、ノルドというホビットに会いに行く。
 洞窟内の井戸から、命の木の実を。
 宝箱から、こんぼうと稽古着を回収してノルドに王の手紙を見せると、洞窟の抜け道を案内してくれる。

「あぅ? 行き止まり」
「ふむ! そこで待っていなされ」

 体当たり3回で壁に穴を開けてしまうノルド。

「あぅ〜っ!?」
(凄いですね。魔法の玉にも驚きましたが、同じ事を素手でやってしまうんですから。この人がバラモスを退治してしまえばいいんじゃないですか?)

 稽古着を持っていたのも伊達ではないということか。
 そして、破壊された壁からバーンの抜け道を通って、抜け出た所から南下。
 胡椒の街バハラタを目指す。
 結構な距離があるため、強力な敵と何度も遭遇しなければならないのがきつい。
 途中出会ったデスジャッカル、アントベアには、数回スカラを唱えて守備力を上げた上、薬草でヒットポイントを回復させながら逃げる。
 また、ヒートギズモは炎をはき、ハンターフライはギラを唱えてくるため、こちらは薬草で回復しながら逃走。
 ハンターフライに対しては、マジカルスカートが持つ魔法のダメージ低減が無ければ危なかったところだった。

 何度か危険な目に遭いながらも、バハラタに到着。
 胡椒の店に向かうが、

「あぅ、お店の人が居ない」

 町中を捜して、すごろく券、旅人の服、小さなメダルを発見。

 結局、店主は店の裏手に居た。
 彼の孫娘のタニアが人さらいにさらわれたらしい。
 タニアの恋人、グプタはそれを助けに行ってしまった。

(明らかに無謀ですね……『恋はマヌーサ』とも言いますが、妄想と現実の区別がつかないのは問題でしょう)
「でも、助けてあげないといけないんじゃないの?」
(それには実力を付けないといけません。まず装備を調えましょう)

 街の武器屋に向かって、装備を買い揃える。

 まずは、魔法の盾。
 その名の通り、魔法のダメージを軽減する。
 この効果はマジカルスカートと重ねて発揮されるというのだからありがたい。
 それに守備力も、魔法使いが使える盾の中では最強。
 今まで長らく使ってきたおなべのフタとは、当たり前だが比較にならないほど良かった。

「でも、おなべのフタは、美汐が初めて買ってくれた物だし……」
(いいんですよ、真琴。私が王様から貰ったお金で買った物より、真琴が自分で稼いだお金で買った魔法の楯の方が、ずっと価値がありますから)
「うん、今までありがとう、おなべのフタ……」

 そして理力の杖は、マジックポイントを3ポイント消費する代わりに高い攻撃力を叩き出す魔法の杖だ。
 1回につきヒャドと同等の魔力消費となると正直、燃費が悪すぎるが、魔法使いである真琴にとっては最強の武器。
 多用することはできないが、ボスキャラ戦等では威力を発揮するはずである。


名前:まこと
職業:まほうつかい
性格:おとこまさり
性別:おんな
レベル:15

    ちから: 30
  すばやさ: 46
 たいりょく: 34
  かしこさ: 36
 うんのよさ: 38
さいだいHP: 68
さいだいMP: 70
 こうげき力: 95
  しゅび力: 83

ぶき:りりょくのつえ/ルーンスタッフ/ブーメラン
よろい:マジカルスカート
たて:まほうのたて
かぶと:けがわのフード
そうしょくひん:ほしふるうでわ


「理力(フォース)のともにあらんことを〜」

 ブーン、フォン、フォン!

(真琴、危ないですから理力の杖をブンブン振り回すのは止めて下さい)



つづく



■ライナーノーツ

>ルーンスタッフ

 公式攻略本を見ると木製の杖みたいですね。
 日本人は杖というとお年寄りのものというイメージを持つ人が多いのですが、登山やトレッキング用にストックやポールが売られているように歩行時の疲労軽減、故障の防止には非常に有効なものです。
 折りたたみ式の軽量なものも便利ですが、昔ながらの固い木の杖を選んでおくと非常時の護身具としても役立ちます。
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 こんな風に木刀に使われる赤樫製の製品もありますし。
 リーチもあり、警察に咎められずに持ち歩けるという点で優れていますね。
 これさえ持っていれば最近多発している刃物で斬りつけてくる異常者などから身を守ることもできるでしょう。


>絹のローブ

 女性なら誰でも着れる装備なのでマジカルスカートを入手していない場合、タダで手に入るこちらを使うのもあり。
 絹糸は同じ太さの鋼鉄より強度があり、それを特殊な四層織りにした生地は防弾チョッキに使用されていた歴史がある。
 刃物を食い止めるのにも役立つためこれを使った服は防御力が非常に高くなる。
 TRPGのトンネルズ&トロールズでも更にクッションを入れたキルテッド・シルクと呼ばれる防具があったし。
 公式攻略本のイラストを見ると、現実世界で近いのは漢民族風の絹のドレスか。
 こんな具合の。
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 これに細い腰帯を付ければほぼそのままになります。
 ドラクエの衣装としてはマイナーなのでコスプレしても誰も分からないということになるでしょうけど。


> まずは、魔法の盾。

 これも立体化されてるんですよね。



>「理力(フォース)のともにあらんことを〜」

 もちろん、スターウォーズが元ネタです。

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