Kanon版ドラゴンクエスト3攻略日誌
『香里の僧侶一人旅 ジパング編』
「だいたい世界も周り終えたし、情報も手に入ったから、行ってみようかしら」
(どこへですか?)
「真実の姿を映し出すというラーの鏡がある、サマンオサ南の洞窟よ」
サマンオサから南東へ。
毒の沼地に囲まれた場所にそれはあった。
まず現れたのは、アープの塔でも現れた強敵キラーアーマー2体に、ベホマスライムが山ほど。
「攻撃力の低い僧侶一人じゃあ、こんなの倒しきれないわよっ!!」
幸い、致命的な攻撃は仕掛けてこないため、ここは逃げをうつ。
次に現れたのはガメゴン。
ラリホーで先制して眠らせ、叩いてみたが……
「1ケタしかダメージが通らない!? 剣じゃ倒しきれないわ!」
雷の杖に切り替えるが、効きが非常に悪い。
また、ルカニも通じないため、守備力を下げることもできない。
「煮ても焼いても食えないって言うのはこのことね。どう料理してやろうかしら」
(煮るのも焼くのもだめなら、スッポンみたいに生き血を飲むとか?)
「真面目に調理法なんて考えないでよ。ものの例えでしょ。大体、そんな精のつくようなもの食べさせて、あたしにどうしろって言うの」
(え、エッチなのは……)
「だから、食べないから」
外れた会話を続けながらも、延々と攻撃してようやく倒す。
「シャレにならないわ。次からは逃げるわよ」
そして、ゾンビマスターが……
「マホトラの嵐で、見る見るうちにマジックポイントが奪われていく……」
これも逃げ。
「結局、まともに相手ができるのって、シャドーぐらい?」
他に骸骨剣士も居るが、ガメゴンなどと一緒に現れることが多いため、結局逃げることになる。
「ここ、宝箱が多いけど、ミミックが混ざっているのよね」
ミミックは、2回攻撃が可能な上、こちらのマジックポイントをマホトラで奪って、ザキ、ラリホーなどを使ってくる。
こんなのを相手にしたら、あっという間にマジックポイントを空にされてしまう。
ミミックを避けながら、宝箱を回収。
そして地下2階の穴へ飛び込み、ラーの鏡を回収。
ついでに、地下3階の宝箱にある、ぬいぐるみも回収して、ミッションコンプリート。
しかし……
「マジックポイントも尽きたけどね」
ゾンビマスターから逃げ切れず、マホトラにやられた結果だ。
(もうやめて! お姉ちゃんのマジックポイントはとっくにゼロよ! って感じでしたね)
「でも、もうマホトラなんか怖くないわ。回復には90個近い薬草があるし、それで間に合わないような致命的な攻撃をしてくる敵は居ないし」
開き直って、ゾンビマスターを攻撃。
呪文で仲間を甦らせたり回復させたりするため、先に魔封じの杖で呪文を封じてから攻撃し、倒した。
(薬草、いっぱい買っておいて良かったですね)
「確かにね」
ようやくのことで外に出ることができた。
キメラの翼でアリアハンに帰り、回復と旅の記録を取る。
次はジパングへ。
レーベの村から海を北上するとたどり着くが、先に近くにある旅人の宿屋に寄って、ヒノキの棒、小さなメダルを回収。
「ここがヒミコが支配するジパングの国」
(えぅ、何だか様子が変ですよ)
とりあえず、街の中を探索してみる。
どうやら、支配者であるヒミコが、ヤマタノオロチへの生け贄として、若い娘達を捧げているらしい。
(ひ、ひどいです〜っ、お姉ちゃん、オロチをやっつけましょう!)
「待ちなさい、栞。まずは様子を見るのよ」
民家から、木の帽子、布の服、不思議な木の実、毒蛾の粉を回収。
地下の倉庫の壺からは小さなメダル、力の種、そして……
「人の頭!?」
「お願いでございます! どうかお見逃しを! せめてもう一時、生まれ育った故郷に別れを告げさせて下さいませ」
(えぅ〜っ、まさか壺に人が入ってたなんて……)
「あなた、生け贄に選ばれたのね……」
香里の目に、真剣な光が宿る。
そして、生け贄を捧げているというヒミコの屋敷に踏み込んだ。
まずは、ヒミコに会う前に屋敷の探索。
不思議な木の実、力の種、小さなメダル、鱗の盾、稽古着が見つかった。
そしてヒミコに対面。
「わらわは外人を好まぬ。早々に立ち去るのじゃ。よいな! くれぐれも要らぬ事をせぬが身のためじゃぞ」
即座に追い返される香里。
「わざわざ念を押すって言うことは、されたくないこと、疚しいことがあるってことよね。それじゃあ、ヤマタノオロチ退治に行きますか」
(ずいぶん、気合いが入ってますね)
「このあたしが、理不尽な死の運命に晒されて怯えている娘を、放って置ける訳がないでしょう」
(お姉ちゃん……)
「行くわよ、栞!」
(はいっ!!)
オロチの洞窟へと足を踏み入れる香里。
そこは灼熱の溶岩がそこかしこに見られる死の洞窟だった。
しかし……
「2回殴ってお終い。溶岩魔人も大したこと無いわね」
他にも鬼面導師や豪傑熊なども出るが、どちらも大したことがない。
出現率も低く、簡単に般若の面を取ることができた。
これは最終決戦での勝利の鍵となるアイテムだ。
「オロチと戦う前にレベルを上げたかったんだけど、ここじゃあエンカウント率が低すぎるわ」
仕方がないので、外へ。
日本で言う九州の辺りは、豪傑熊と大王ガマしか出ないため、豪傑熊の持つという力の種(確率1/64)を目当てに戦闘を繰り返す。
「しかし落とさないわね……」
(大王ガマからはトゲのムチ(確率1/64)が手に入ったのに)
ちなみに豪傑熊はザラキがよく効くため、レベル28以降でザラキを覚えると戦闘の回転が早くなる。
(おれはなんびゃくまんもやつらをころしたぞ)
「何よそれ」
(どこかの迷宮の熊の像が置かれた台座に刻まれた言葉だそうです。ぴったりですね)
「それにも関わらず、力の種が出ないのはどうしてかしら」
結局、ザラキで大量の死を生産しながらも、レベル32になるまでに力の種は一度も手に入らなかった。
フバーハを習得したので、オロチへ。
地下2階にうずくまる巨大な影。
ヤマタノオロチに戦いを挑む。
「フバーハ! これで燃えさかる火炎も威力半減よ!」
次いでルカニでオロチの守備力を下げて、ひたすら斬りつける。
ヒットポイントが下がってきたらベホマで全回復だ。
星降る腕輪のおかげで常に先手を取れるため、死亡ぎりぎり手前を見切ることも可能だ。
「あたしは! あなたを! 倒すまで! 殴るのを! 止めない!!」
僧侶は攻撃力が低いため、ひたすら殴ってダメージを蓄積していくしかない。
これで自動回復などされたら勝ち目は無かっただろうが。
延々と戦闘を続け、香里のマジックポイントが半減した辺りでようやく倒すが……
(お姉ちゃん! オロチが逃げます!)
「待ちなさい!」
オロチを追って旅の扉に飛び込み、そして出た先は、
「ヒミコの屋敷?」
そして、大けがをして床に臥せっているヒミコ。
(あ、あやしいーっ! 怪しさ大爆発です〜っ!! お姉ちゃん、止めを!)
「生ぬるいわね」
いったんアリアハンの宿屋で回復。
そして旅の記録を取ってから再戦。
「行くわよダメ押し」
オロチは更に激しい攻撃を繰り出してくるが、万全の態勢で戦闘に臨んだ香里には勝てなかった。
オロチを倒し、パープルオーブを手に入れた。
そして、ヒミコがオロチだったという噂は瞬く間にジパング中に広まっていった。
やよい「こうして生きて行けるのは、あなた様のお陰。ありがとうございました」
恋人らしき男と共に礼を言う、やよい。
何となく、悪代官から助けられた町人と黄門様といった風情なのはここがジパングだからか。
「それじゃあ、行くわよ栞」
ジパングの人々の感謝を背に受け、再び旅立つ香里。
つづく
■ライナーノーツ
>(もうやめて! お姉ちゃんのマジックポイントはとっくにゼロよ! って感じでしたね)
元ネタは有名な遊戯王のアニメから。